ダイエットで脂肪を減らすときには、激しい運動で汗をかかないといけないということはありません。スロージョギングは会話を楽しみながらできるほど軽度な運動ですが、効率的に脂肪を燃焼してくれるため、理想の体型を目指すことができます。
目次
スロージョギングって普通のジョギングと何が違うの?

疲れないように走ることが特徴となっている
ジョギングはリズミカルに足の歩幅も広めで、はやいペースで走るものですが、スロージョギングはとにかく疲れないように走るダイエット法です。
遅筋はエネルギー源を脂肪燃焼させて得るのに対して、速筋は食事などから得た糖質をすぐに使ってエネルギーとすることが多いです。
有酸素運動は遅筋を使うものが多いですが、中でもスロージョギングは道具を必要とせず、外に出かけられない場合には、部屋の中にいながらその場で足踏みをしていても脂肪を使うことができます。
消費カロリーはなんとジョギングの1.6倍!
見た目のゆるさから、あまりカロリーを消費していないように見えますが、疲れないように走るスロージョギングダイエットは、持久力に優れた遅筋を主に使って行う運動だということがポイントとなっています。
そのため乳酸もたまりにくく、効率的に長時間走ることができます。ウォーキングより少し早いぐらいのスピードながら、消費カロリーはとても高くなるのがスロージョギングの特徴です。
どのくらいのダイエット効果を持っているの?

内臓脂肪の燃焼に効果があることが検証されている
人によって痩せ方に違いがありますが、テレビ番組の「世界一受けたい授業」という番組でチャレンジしたアナウンサーは、仕事の合間に3週間ダイエットにチャレンジして体重はマイナス4kgほどでした。
しかし一番変化があったのはウエストのサイズで、マイナス9cmも減っています。これはスロージョギングの効果があらわれて、内臓脂肪が燃焼されて減ったためだと言えるでしょう。
実際にスロージョギングダイエットに取り組むときは、月に1kgから2kg程度減らすことを目標に行うのがベストです。急に脂肪を減らしすぎると、体が飢餓感を覚えて脂肪が燃焼しにくくなり停滞期が長く続きやすくなってしまいます。
スロージョギングはどうしてダイエット効果があるの?
しかい運動をしてきていない人が急に始めたり、たまにしか運動しない人がスロージョギングをしたりすると、有酸素運動にならなくなってしまいますので、ダイエットとしては効率が悪いと言えるでしょう。
- 息が上がる
- 心拍数が極端に増える
- 十分な酸素供給を全身に行えなくなる
脂肪の燃焼効率が落ちて、疲れたわりに体重に変化が出ない、変化があったとしても体の水分が脱水した程度で終わってしまいよくありません。
スロージョギングのやり方はこれだ!

歩幅を小さくして走ることを心がけよう
有酸素運動をおこなって脂肪の燃焼を促すのがスロージョギングダイエットの基本であるため、息切れするような速度で走ってしまうのは大きな間違いです。
足をつくときや指の付け根あたりから足の裏全体でつき、けりだすようにはしません。地面をけるような走り方だと疲れやすくなって、長い時間は走れないからです。ダイエットのためには、はじめのうちは疲れない走り方をマスターすることだけを意識しましょう。
スロージョギングの一日の目安はこれくらい
走り方に慣れるまでの目安は、1日30分になります。脂肪の燃焼も進み、30分ほどスロージョギングダイエットを行うと、走り終わった後も数時間の間は脂肪が燃焼されやすい状態が続くためです。
夏や冬などは、暑さや寒さが体に負担を与えますから、外でスロージョギングを行わなくても室内で行っても大丈夫です。下に音が響かないか心配な時には、マットなどを敷いて行うとよいでしょう。
スロージョギングで効率よくダイエットするためには?

実はスロージョギングには効果を高める時間帯がある!
しかし早起きがつらくストレスになったり、お腹が空いた状態で走ったりすると逆効果になってしまいます。糖分を体が欲してため込みやすくなってしまうからです。
1日のリフレッシュとして夜に行いたい人もいるでしょう。仕事の疲れがたまっているとさぼりがちになったり、足に疲労がたまってしまったりすることもあるため注意が必要です。
スロージョギングをやるうえで心掛けておくべきポイントとは?
ゆっくり走る場合でも汗をかきますから、タオルを準備し、水やスポーツドリンクで水分を補給しながら行いましょう。ダイエットのための運動を始める前に簡単なストレッチも行ってください。
消費カロリーを増やすためには、運動前にカフェインをとるといいことが分かっています。ですからスロージョギングダイエットを行う前に、コーヒーなどを飲むようにすると効果的です。
缶コーヒーでもよいですが、糖分には注意して飲むようにしましょう。しかしカフェインを取りすぎると利尿作用が働き、脱水になることもあるので、コーヒーは2杯分程度までにするとよいです。
ダイエット効果だけじゃない!スロージョギングの嬉しい効能

実は脳の活性化にも役立つので集中力を強化できる!
脂肪を燃焼させ、ダイエットに取り組むだけがスロージョギングの活用方法ではありません。脳を鍛えて活性化したい場合にも向いている運動です。
若い人もスロージョギングを続けることで記憶力が向上しますから、勉強や受験の時などにも役立ちます。毛細血管が増えて、酸素が隅々まで届きやすくなることも脳の働きを助けますし、代謝や血行が良くなって健やかな体づくりにも役立つでしょう。
美肌への道はスロージョギングを続けることで得られる!
スロージョギングはダイエット効果だけでなく、健康や美容にも作用することが知られています。そのため、美容に敏感な女性たちの間ではスロージョギングは定番の運動方法として認知されています。
そこで、具体的にそのように美容に効果があるのかをみていきましょう。簡単に出来るスリージョギングは、ダイエットとしても美容法としてもとてもおすすめできるメソッドになります。
スロージョギングで得られる美肌作用
効果 | 働き |
---|---|
老化防止 | スロージョギングは全身の筋肉をゆるやかに使いますので、血行が促進されます。血行が促進されると新陳代謝が活発になり、肌のターンオーバーが積極的に促され、その結果、肌が何度も美しくなるので老化防止に繋がります。 |
毛穴レス | 毛穴の悩みは女性なら誰もが持っていることでしょう。スロージョギングでゆっくり発汗したことにより、毛穴の老廃物が体外へと排出されます。そうなると毛穴の汚れがなくなり美肌へと導いてくれるのです。 |
ニキビ予防 | 上記の発汗作用により毛穴の汚れが排出されることで、ニキビや吹き出物の予防にも繋がります。ダイエットだけでなく、肌を美しくする作用がスロージョギングにはあると言えます。 |
運動初心者にスロージョギングが向いているワケ!

誰でも思い立ったらすぐに実行できる気軽さ
空いた時間にいつでも取り組むことが可能で、特別な道具もいらず費用も掛からないため、誰でも思い立ったら始めることができるスロージョギングダイエットが運動初心者に向いているワケは、ひどい筋肉痛になる心配がない点です。
運動を続けられずに辞めてしまう大きな理由の一つに、筋肉痛が我慢できないという人が大勢いて、普段の生活が痛みによる支障が出ると、やる気が損なわれやすくなってしまいます。
ダイエットのため意気込んだりモチベーションを保ったりする必要なし
ダイエットをしようと思ったらどうしてもモチベーションの維持や意気込みが必要になってきます。それは目標を定めることで、より理想のボディへと近づくために重要な要素だからです。
しかしスロージョギングだといつでもどこでも実行できるので、ダイエットをしようとする力強い気持ちはあまり必要ありません。
- 会社からの帰り道で
- 家の中でテレビを見ながら
- 買い物に行く途中で
今までダイエットが続かなくて悩んでいる人は、一度スロージョギングを試してみてはいかがでしょうか。きっと、その手軽さから気軽にダイエットが継続できること間違いないです。
また、スロージョギングもおすすめですが、簡単で食事制限のないダイエット方法もこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。