無理な食事制限をせず、食べて痩せることを目指せるおすすめが、もち麦を使ったダイエット方法になります。
効果的に理想の体型に近づけるためには食べるタイミングも大切で、だれでも手軽に取り入れることができますから、食べることが大好きな人も、もち麦でダイエットを行い理想の体型を目指しましょう。
目次
もち麦ってどんな食材?白米と何が違う?

粘り気のある大麦を「もち麦」と呼ぶ
お米のように、大麦にも粘りが少ない「うるち」と、もっちりとしてビールや焼酎に使われている粘り気があるものが二条大麦であり、「もち麦」と呼ばれています。アミロペクチンと呼ばれるグルコースの影響で、もちもちした食感がある麦です。
白米は精米されたとき、外皮などは一切取り除かれますが、もち麦は一部分だけ残されています。この一部分に栄養がありダイエットに効果的なのです。
もち麦を購入してくるときには、すべて外皮が取り除かれて蒸された押麦と間違わないようにしましょう。
→無理は禁物!炭水化物ダイエット成功のために覚えておきたい事
もち麦に含まれる豊富な栄養素
バランスよく栄養が含まれているのがもち麦で、たっぷり入っているのは食物繊維だけではありません。ミネラルもとることが可能で、白米よりも多く含まれているのが亜鉛や鉄、マグネシウムです。
もち麦にはビタミンEやビタミンB1も多く、ビタミンEは抗酸化力に優れホルモンの分泌を助けたり、血行をよくしたりする働きも見られます。
もち麦の優れた栄養が体の調子を整えることに役立つため、毎日取り入れるようにすると、健やかな体作りを目指すことが可能です。
もち麦をダイエットに活用すると痩せることに繋がる

もち麦にダイエット効果があるのはどうして?
たくさんの栄養成分がもち麦に含まれていますが、中でも多いのが食物繊維です。β-グルカンと呼ばれる食物繊維は、水に溶ける水溶性タイプの食物繊維であり、水に溶けにくい不溶性食物繊維とは違った働きがみられます。
ダイエットにつながるもち麦のβ-グルカンの効果は、食後の血糖値の急上昇を抑えつつ、糖質の吸収を抑える働きもあるため、炭水化物や甘いものを食べ過ぎてしまう人は、β-グルカンを取り入れることで太りにくくなりますし、脂肪が増えにくくもなります。
もち麦ダイエットってどんな方法なの?
食べる順番を意識して野菜から食べる人も多いですが、もち麦に食物繊維が含まれていますから、初めからもち麦を食べて食物繊維を取り入れ、血糖値の急上昇を抑えることができます。
ダイエット中はもち麦をしっかり噛んで食べることがポイントです。よく噛むことでβ-グルカンが水と一緒になると、水分を吸収してゼリー状になることが分かっています。
余分な糖分が脂肪に取り込まれてしまう心配がなくなり、ゆっくり運ばれることで満腹感も得られやすくなりますから、おかずともち麦を交互に食べるようにして、できるだけ回数を多く噛んで食べることがもち麦ダイエットの方法です。
もち麦ダイエットには健康や美容効果も期待できる
もち麦を食事に取り入れることで腸内環境が改善され、免疫力が高まると外から入ってくる細菌やウイルスに対抗する力が強くなります。
ダイエットや便秘解消とともに、冷えの改善や血中コレステロールの低下も期待され、血流がスムーズになることで肌の隅々まで栄養や酸素が運ばれやすくなり、肌への栄養供給もよくなり美容効果もあります。
もち麦ダイエットをスムーズに実施するためには

もち麦を食べる理想のタイミングとは
ヘルシーな食材であるため、いつ食べても問題ありません。もち麦のβ-グルカンの働きによる糖質の吸収を抑える働きが長時間続くため、食べたときの食事だけでなくそのあとの食事の時にも糖の吸収が緩やかになってくれます。
間食をしがちな人も、朝にもち麦を食べることで糖の吸収が穏やかになるだけでなく、腹持ちの良さから小腹がすきにくくなるため、間食の回数を減らせる可能性が高くなります。
総合的な糖の吸収率が下がることで、余分な糖質が脂肪に取り込まれてしまう心配もなくなり、運動を取り入れることで脂肪燃焼が進みやすくなり、ダイエットがスムーズに行えます。
軽い運動でいいので体を動かすサイクルを取り入れるべき
もち麦ダイエットは食事制限だけでも痩せることは可能ですが、運動を取り入れることでより健康的になれるでしょう。さらに脂肪燃焼には女性にとって嬉しい作用が期待できます。
- カラダを動かし発汗することで、老廃物が排出されて美肌になる
- 運動によって新陳代謝が良くなり、肌サイクルの生まれ変わりが早まる
- 身体が温まることで血行の流れがスムーズに行われ、冷え性が改善される
このように脂肪の燃焼には女性特有の冷え性を改善したり、肌サイクルの早めることで美肌作用にも期待できたりするのです。ぜひもち麦ダイエットと共に運動を取り入れてみてください。
→冷え性は痩せにくく太りやすい?冷え性対策をして脚やせを目指そう
もち麦ご飯の作り方と失敗しないポイント
ダイエットにためにおいしくもち麦ご飯を炊いて食べるときは、必要な合数によってもち米のg数と水の量が違ってきます。もち麦50gに対して水の量は100mlほどがベストであり、炊き上がると1.5合ほどになります。
これまで白米を食べてきた人は味の変化に戸惑う場合もありますが、もし食べにくいと感じたら、いつものお米にもち麦をプラスして普通に炊飯し、徐々に味になれる方法をとりましょう。
もち麦ダイエットを行う上で注意するべきこと

食物繊維豊富なもち麦はお腹が緩くなる可能性も!
食物繊維の中でも水溶性はたっぷりと水を吸収して腸まで届くため、固まっている便を柔らかくしてくれますが、もともと軟便気味の人が食べてしまうと、水分量が多くなって下痢につながる恐れがあります。
日ごろ軟便気味の人は、不溶性食物繊維のおかずを食べるようにして、便がまとまりやすくすることも大切です。食べる量を調節したり、運動を取り入れたりして、腸が日ごろから動くように環境を整えることも大切です。
もち麦ダイエットで効果の出ない人はコレが原因かも
健康的に痩せることを目指しもち麦ダイエットを始めたのに、目に見えた効果が出ない人は、塩分を取りすぎていないかチェックしましょう。
ダイエットをすると油の摂取を控える人が多くなりますが、オリーブオイルなど、体にいい油分を摂取するようにすると、たまっている便がスムーズに移動しやすくなります。
美味しいヘルシー!もち麦メニュー
もち麦には豊富なメニューがあるので飽きない
ダイエットのためそのままもち麦を炊いて食べるだけでなく、工夫して様々なメニューで食べることができます。玉ねぎなどの野菜ともち麦を合わせてコンソメスープを作ると栄養のバランスが良くなりますし、リゾットをもち麦で作ればヘルシーな仕上がりになります。
間食や食後のデザートがやめられない場合も、もち麦を使ってクッキーを焼いたり、ヨーグルトにフルーツを合わせたりすればおいしく食べやすくなります。
→手軽だから続けやすい!ホットヨーグルトでダイエットをする方法
もち麦を使ったおすすめのアレンジメニューとは
様々なレシピでもち麦をおいしくすることができますので、食欲も刺激されますし、そうなるとダイエットもスムーズに進むのでぜひアレンジレシピにチャレンジしてみてください。
もち麦を使ったメニュー
メニュー | 作り方のポイント |
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ハンバーグ | ダイエット中でもお肉が食べられるハンバーグはもち麦が苦手な方におすすめ。いつも作っているハンバーグのレシピに、挽き肉を少し減らしてもち麦を加えるだけ。作り方のポイントは、もち麦を蒸らしている間に材料を準備しておくとスムーズに料理ができる。 |
ドリア | ドリアはダイエット中に食べてもいいのかと疑問に感じるでしょうが、一緒にきのこ類を入れることで食物繊維が豊富になりますので、便秘の改善にも期待できます。作り方白米をもち麦に代えるだけでおいしいドリアが作れます。 |
餃子 | 挽き肉と同量のもち麦を入れて餃子のタネを作ります。お肉の量が少ない分、カロリーも減っていますのでダイエットに最適です。どうしても油のカロリーが気になるのなら、水餃子にすると良いでしょう。 |
もち麦はこのように、一見してもち麦を使用しているとは分からないアレンジ方法が豊富にあります。もち麦のみだと苦手に感じるという方でも、子供から大人まで食べられるン気メニューに、このようなアレンジを行えばダイエットがスムーズに進むでしょう。