一定期間食事を抜く断食の中でも比較的効果があり、やりやすい方法として「半日断食」が挙げられます。これは前の食事と次の食事の間を18時間以上空ける方法になります。
ただし、半日断食を行う際には体調を崩さないためにも、正しいやり方と効果をしっかりと把握して行うことが重要となります。
目次
半日断食とはどのようなものなのか

大きく分けて断食には3種類ある
ヒトはたくさん物を食べれば食べるほど、それだけ消化・吸収するために胃や腸に負担をかけてしまいます。
「断食」とは、一定期間食べ物を身体に入れないことで、胃を休ませることを指します。半日断食が最もやりやすいですが、断食が大きく分けて3種類あることを理解しましょう。
ただし、半日断食の場合も健康的な効果を出すため、水分は積極的に摂るようにします。断食は、食事と食事の間の間隔が空けばあくほど身体に負荷をかけるものになります。
そのため、「半日断食」は断食の中でも最も身体に対する負担が少なく効果的であり、行いやすい方法だと言えます。
ファスティングとは何が違うのか
断食と言えば、今女性たちの口コミで話題になっているファスティングが思い浮かぶ方もいるでしょう。ファスティングも半日断食とよく似ていますが、ファスティングは置き換えダイエットに近い要素を持っています。
置き換えダイエットは食事の量を減らすことを重点に考えられており、ファスティングは酵素ドリンクや青汁を飲む事で、健康的な効果のある断食する意味を持っています。
健康効果の高い飲み物
種類 | 効果 |
---|---|
青汁 | 青汁は食物繊維が豊富な葉物野菜を原料とした健康飲料です。断食中に飲むと体調維持にも効果的になり、青汁粉末を溶かす飲み物を牛乳や豆乳にすることでより健康効果も高まります。 |
酵素ドリンク | 生の野菜や果物に含まれる酵素がたっぷり入った酵素ドリンクは、半日断食中のエネルギーにも利用できます。さらに美容にも効果があるので、女性にピッタリな飲料だと言えます。 |
野菜・果物ジュース | スーパーやコンビニで手軽に購入できるところがメリットになる野菜・果物ジュースは、断食中に飲むことで豊富な栄養の摂取に繋がります。 |
→方法から気になる効果まで!酵素ドリンクダイエットの全てを調査
正しい半日断食のやり方とは

前の食事と次の食事の間を18時間以上空ける
半日断食とは、前の食事と次の食事の間を18時間以上空けることを指します。そのため、効果をより出すためにも前の日の夕食はできるだけ早めに済ませるようにします。なお、夜食も食事に含まれるので注意が必要です。
そして前の日の夕食から18時間以上たったら、食べ物を口にしても平気になりますが、半日断食当日は、昼食・夕食の量もやや少なめにします。
というのも、からっぽのお腹に突然食べ物が多く入りすぎてしまうと、消化不良を引き起こす恐れがあるためです。リンゴやミカンなど、消化のいいものを積極的に食べるようにすることで健康効果も保たれます。
半日断食と水分補給の重要性
また、水分には老廃物を排出するために必要な便や尿の排出を促す働きや効果もあります。水分が不足していると、せっかく体内から老廃物を出そうと思っても、うまく出せなくなってしまいます。
そのため、半日断食の際はできるだけ水分を多く摂取するようにすると効果的です。ヒトは1日に1.5~2リットルは水分を必要とします。そのため、半日断食中も最低500mlは摂取するように心掛けましょう。
半日断食を危険なく続けるための注意点

間を空けたほうが良い?半日断食のペースは?
半日断食を行うペースは人によって様々ですが、健康効果を保つためにも、最初から毎日は行わないようにします。人の身体は急激な環境の変化に弱いです。もし急に食事の量が極端に減ってしまったら、身体を壊してしまう恐れがあります。
また、1回の半日断食の間隔も18時間程度を目安にします。食事と食事の間隔が開きすぎてしまうと、その分身体にも負担をかけてしまいます。
半日断食に慣れてきたら行うこと
まずは1週間に1回、半日断食を効果的に行っていきます。そして半日断食に慣れてきたら、今度は断食の間隔を広げるのではなく、半日断食を行う回数を増やしていきます。
それと同時に、半日断食に慣れてきたら行いたいのが効果のある食事の見直しです。普段の食事の量はもちろんですが、食事の内容を見直すことで胃や腸への負担をさらに減らすことが可能になります。
豊富な栄養素を含む海藻・野菜・キノコ類は積極的に摂る様に心がけます。特に野菜には食物繊維が豊富に含まれており、胃や腸の調子を整えてくれる効果に期待できます。
半日断食は毎日行っても大丈夫?
半日断食を始めてから最初のうちは、1週間に1回だけ行うようにします。痩せる効果が高いからと一気にやろうとすると、それだけ身体に負荷を与えてしまう恐れがあるためです。
ただし、半日断食は正しいやり方で行えば、1週間に1回でも十分効果が期待できる方法になります。無理に毎日続けなければと思わず、自分のできる範囲で行うことが最も大切だと言えます。
上手に生活に取り入れることで健康維持に繋がる

半日断食が身体にもたらすプラス効果とは
半日断食を行うと、普段食事をすると働く胃や腸を休ませることができます。そして体内に余分なものが一定時間入らなくなることで、今まで体内に溜まっていたいらないものが排出されやすくなっています。
このように、半日断食を行うことで老廃物を外に排出する「デトックス効果」や「便秘解消効果」、そして「脂肪の燃焼を促進する」効果が期待できます。
半日断食を続けていくためのポイント
何事も無理をしてしまうと続ける気持ちが無くなってしまい、身体を壊してしまう恐れもあります。半日断食の場合も同様で、効果を実感しても体に大きな負担を掛けず、無理をせず行うことが最も大切になります。
食事をしているため、「半日断食」とは言えないかもしれませんが、それでもお腹の中に入る量そのものは減っているため、効果もありますし体にかかる負担は少なくなっています。
また、日ごろから体重などの記録を残しておくことも有効です。記録が残ることで、自分の頑張りが可視化され、続けるモチベーションのアップにつながるでしょう。
食事を抜くことで起こる症状に対処するためには

半日断食後のリバウンドを防ぐためには
しかしどんなに食事を抜き、胃の調子を整えたからといって、その後たくさん食べすぎてしまうと、ダイエット効果があっても結局元に戻ってしまいます。リバウンドを防ぐためにも、食事の量に気をつけることが大切です。
もしどうしても空腹が我慢できない場合は、最初に体に良い効果をもたらす果物や野菜を食べるようにします。果物や野菜の中には食物繊維が含まれているものも多く、胃を膨らませる働きがあります。
このように、半日断食後は体のことを考えて普段よりやや少なめの量で、消化のいいものにする必要があります。
半日絶食ダイエットのデメリットとは
半日断食は比較的早くダイエット効果が現れますが、同時に注意点もあります。半日断食を行う上でのデメリットとして挙げられるのが、水分不足と食事の量の調節になります。
人は本来一日に1.5~2リットルの水分を必要としますが、これは日ごろから意識しないとなかなか飲めない量です。食事からとることが出来ない分、常に水分を摂る様に心掛ける必要があります。
効果があるのは分かるけれど、どうしても半日断食がツライ場合は、プチ断食があります。半日断食よりもやりやすいので無理なく実践可能ですし、効果も実感できるでしょう。プチ断食についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。