日本人なら誰でも一度は口にしたことがある味噌汁を使って行う、ダイエット効果を高める方法があります。材料も手に入りやすく、栄養バランスも整えながら食事をして体重のコントロールができるので、上手に生活の中に取り入れましょう。
目次
味噌汁の栄養成分と様々な効果について

豊富な栄養素が含まれている味噌の働き
昔から作られている味噌には、豊富な栄養素が含まれているのはご存知の通りです。大豆から作られているので良質なたんぱく質を含んでいるだけでなく、脂肪を燃焼させてくれるアミノ酸も豊富に含まれていますので、ダイエット効果に期待できます。
- 鉄分
- ビタミンB類
- カルシウム
上記のように代謝に必要な成分などのミネラルも味噌汁には豊富です。なおかつダイエット中には不足しやすい栄養素なので、手軽にバランスの良い食生活を続けられます。
- 腸内環境を整えてくれるペプチド
- 正常な働きにしてくれる大豆サポニン
- 女性ホルモンに似た働きをする定番の大豆イソフラボン
さらに多くのダイエット効果の高い栄養素は、健康や美容に欠かせない成分ばかりです。また、味噌汁として食べる事で、大豆の豊富な栄養素をより吸収しやすくなっているというメリットもあります。
基礎代謝を上げることは健康維持にも繋がる
味噌には代謝に必要な成分が豊富に含まれており、さらに基礎代謝を上げることはダイエット効果にも期待できますし、健康維持にも繋がります。
味噌汁にはダイエット効果だけでなく、こういった健康を維持する働きもあります。それでは具体的に基礎代謝が下がるとどのような症状が出てくるのでしょう。
基礎代謝が下がると出てくる症状
症状 | 理由 |
---|---|
疲れやすくなる | 代謝が悪いと細胞が新しく生まれることの弊害となります。生まれ変わりのサイクルが出来ないと体の働きが低下して疲れが取れないといった症状が起こります。疲れやすくなったと感じるなら代謝のサイクルを促す努力をしましょう。 |
太りやすくなる | 加齢により代謝が低下すると、今までと変わらない食事量でも太りやすくなります。年齢による基礎代謝が気になり始めたら、脂肪燃焼やダイエット効果を期待する意味でも味噌汁や栄養バランスの取れた食事を取り入れましょう。 |
冷えやすくなる | 代謝が悪いと血液がうまく循環されなくなります。血流が滞ると新陳代謝が悪化して体が熱を作れなくなり、冷え性やむくみを引き起こします。冷えを自覚したら体の内部からの対処が必要です。 |
気軽に始められる味噌汁ダイエットの方法とは
手に入りやすいので、ダイエット効果をアップさせるためにも利用しやすい味噌汁ですが、どんな風に行うと効果的なのでしょうか。
具体的な方法として、何と、一日の三回の食事のうち一回でもいいので味噌汁を飲むだけととても簡単となっています。なるべく早く痩せたい、ダイエット効果を早めたいと思うのであれば、朝食や夕食の時に置き換えるようにしてもいいでしょう。
もちろん置き換えなくてもダイエット効果はありますので、しっかりと食べながら痩せることが可能というのが最大の魅力です。食べる時の順番は、味噌汁を最初に食べるというようにしてみて下さい。
一緒に軽い運動でも取り入れることが可能なら、自宅で出来る簡単なストレッチや、通勤途中でいつもより多めに歩くといった手軽なやり方で良いので、味噌汁ダイエット効果をアップさせる意味でも実践してみましょう。
→1日何食置き換える?置き換えダイエットに向いた食材と進め方
味噌汁ダイエットの気になるポイント

味噌汁にはどうしてダイエット効果があるの?
味噌汁を飲むだけでダイエットができるとなると、誰もが不思議に思うのは当然です。なぜダイエット効果があるのかというと、味噌汁に含まれる豊富な栄養成分に注目してみましょう。
ダイエット中の食事制限は栄養素が不足しがちですが、ビタミンやミネラルも含んでいますので、さらに代謝をよくしてくれるのです。この働きが、味噌汁でダイエット効果に期待できる理由となります。
具沢山だとカロリーが心配!味噌汁のカロリーは
栄養満点でダイエット効果もある味噌汁に、さらにきのこや野菜を入れて具沢山にしようとすると、カロリーが気になってくるのではないでしょうか。味噌そのもののカロリーも低くダイエット効果もありますが、具なしの場合でも一杯約40キロカロリーです。
豆腐でも約15キロカロリーぐらいなので、しっかりと味噌汁を具沢山にして、いろんな栄養素をバランスよく摂取できるようにしても、ダイエット効果には問題のないことが分かります。
味噌の種類はどれを選ぶのが良い?
味噌汁を作ろうと思ってスーパーなどに出かけてみると、かなりたくさんの味噌があって、ダイエット効果を考えると迷うのではないでしょうか。
赤味噌や白味噌、合わせ味噌とたくさんありますが、基本的には家庭の味もある食材なので、好みのものを使って構いません。
赤味噌の味噌汁であれば胃腸のバランスを整えるメラノイジンを含み、抗酸化作用も強いため、ダイエット効果とアンチエイジングを意識しているなら試してみるのもおすすめです。
白味噌は空腹感を抑えてくれやすいですし、血圧も下げてくれる効果も期待できるので、健康に配慮したいならこちらも良いでしょう。
自分で作るのは面倒!インスタント味噌汁でもダイエット効果はある?
日々忙しく仕事をしたりしていると、出汁をとって味噌汁を作るのはそれだけでもとても大変で、段々と億劫になりそうだと心配する方もいるでしょう。
しかし今は手軽に美味しく飲めるインスタント味噌汁もコンビニやスーパーで販売されているので、そちらではダメだろうかと悩むこともあります。
もちろん、味噌汁である事は変わりませんので、インスタントでもダイエット効果に全く問題はありません。外食の時の味噌汁でも効果はありますので、ランチをする時に味噌汁がつくものを選ぶようにするとダイエット効果に良いでしょう。
味噌汁に使う具材のメリットデメリット

ダイエット効果がアップする具材
味噌汁ダイエットの良いところは、いろんな具材が使えるという点ではないでしょうか。何を使ってもいいのですが、やはりヘルシーにしながら栄養バランスを整えてダイエット効果を上げたいので、野菜や海藻類を中心に使っていきましょう。
たっぷり具沢山にするだけで、一杯でもかなり満足感が得られるようになります。食物繊維を摂りたいなら海藻をメインにし、ビタミンやミネラルなどもさらにアップさせたいなら、季節に応じた野菜を味噌汁に使いましょう。
ダイエット効果を期待するなら避けておきたい具材
いろんな具材が使えるのが魅力の味噌汁ですが、「ダイエットを成功させる」という目的で食べるのであれば、避けた方がいい具材もあります。それはGI値の高い食材です。
- じゃがいも
- サトイモ
- にんじん
- とうもろこし
これらは野菜であってもGI値が高いので、ダイエット効果が下がります。食事制限中の食材として使うのはあまりおすすめできません。
肉や魚などは意外とGI値も低いので、しっかりとした食べ応えも欲しいと思っているのであれば、そちらの食材を味噌汁に使うことで、お腹も満腹になりダイエット効果も高まります。
味噌汁ダイエットの成功率を上げるためのコツ

味噌汁ダイエットのリバウンド対策とは
味噌汁を飲み続けて体重を減らすというのが、このダイエット方法の良さですが、いざ目標体重になってしまうと飲むことをやめたり、忘れてしまったりする事も出てきます。そうなると、場合によってはダイエット効果が下がり、リバウンドしてしまう可能性があります。
しかし緩やかに味噌汁を使ってダイエット効果を高めるなら、通常だとそれほどリバウンドはしません。
特に短期間で行う時には、味噌汁を一日一食は食べるように継続したり、量も野菜などを中心にしたりしながら、少しずつ元の食事に戻すように工夫するとリバウンドもしにくくなります。
あまり難しいことを考える必要も無いダイエット
手軽に取り入れられる味噌汁ダイエットですが、やはり何度も食事の中に取り入れていくのは大変だと感じる方も少なからずいる事でしょう。
このダイエットの良さは、一日の中でも「最低一杯飲むようにすること」で良いだけでなく、手作りしなくても市販されているインスタントのものや、外食時で出てくる味噌汁でもダイエット効果が出るということなので、あまり気負わずに食べられる事です。
ダイエットは毎日のモチベーション維持が重要な要素となりますが、味噌汁ダイエットは一日一杯というところから始めればいいので、気軽な気持ちで続けるのが成功するためのコツだと言えます。