出来るだけ簡単なダイエットを行いたい!という声は少なくありません。そんな声に応えてくれるのが、1日僅か3分でOKの骨盤ダイエットです。日々の生活で歪んだ骨盤を正しい位置に戻すだけなのに、高い効果を発揮してくれます。
目次
骨盤の歪みが体に与える悪い影響とは
骨盤の歪みによる悪影響として挙げられるのが、冷え性、むくみ、肩凝り、腰痛、猫背、O脚、X脚、生理痛、生理不順です。いずれの症状も、骨盤の歪みだけで起こる症状ではありませんが、骨盤の歪みによって症状が悪化する事はあります。
むくみの場合、骨盤が歪んでいると腰に近い部分の脚がむくんでしまうほか、顔のむくみにも悪影響を与えると言われています。肩凝り、腰痛では、骨盤の歪みが骨格全体に悪影響を及ぼし、症状が悪化します。
骨格全体に悪影響が及ぶと、身体のバランス感覚も崩れ、猫背、O脚、X脚にも繋がります。そして生理痛、生理不順は、骨盤の歪みが卵巣や子宮周辺の血管、リンパの流れを阻害する事で、症状が悪化します。
こんな習慣は骨盤を歪ませる原因になる!
骨盤を歪ませる原因として挙げられるのが、バッグを一方の肩にばかりかけて持つ、脚の組み方が常に同じ、片方の脚に体重をかけて立つ、イスに座っている時に左右どちらか片方に体重をかける、同じ方向ばかりを向いて眠る、高いヒールの靴ばかり履いているといった習慣です。
これらの習慣は、知らず知らずのうちに行ってしまっているという方がほとんどです。そもそも筋肉は伸縮して骨を動かすものですが、片方の筋肉ばかり使用したり、負担をかけたりしていると、その筋肉にクセがついてしまい、骨が引っ張られるようになってしまいます。
こうして片方の筋肉によって骨が引っ張られてしまうと、骨盤の歪みの原因となり、上半身と下半身のバランスが崩れます。
骨盤の歪みをセルフチェックする方法
骨盤の歪みのセルフチェック方法としては、鏡に全身を映すという方法があります。やり方はとても簡単で、鏡の前に脚を揃えてまっすぐに立ち、正面を向くだけです。この時に、頭が左右どちらかに傾いていないか、どちらかの肩が上がっていないか、左右のお尻の高さが同じか、両膝の高さが同じかといった項目をチェックしましょう。
これに加えて、上半身と下半身を見比べてどちらかに傾いていないか、太もも、ひざ、ふくらはぎ、くるぶしのうち、2か所以上くっつかない部位があるかどうかも、チェックして下さい。
このセルフチェックの項目に1つでも当てはまれば、骨盤の歪みがある可能性が高いと言えるでしょう。また、当てはまる項目が多ければ多いほど、骨盤の歪みがひどいと言えます。
骨盤矯正で痩せよう!ラクラク骨盤ダイエット体操
ラクラク骨盤ダイエット体操を行う場合、まず仰向けの姿勢になります。脚を90度に折り曲げたら、下半身だけを左右交互に倒して行きます。これを1分から3分間程度行うだけで、骨盤矯正に繋がります。このラクラク骨盤ダイエット体操以外にも、オススメなのがお尻歩き体操です。
お尻歩き体操は、脚を伸ばして床に座り、手を胸で交差させるのが、基本の姿勢です。基本の姿勢のまま、お尻を交互に前に出し、10歩進んだら10歩下がるというのを、3分続けるだけです。また、うつぶせに寝た状態でお尻を左右に振る、フリフリ体操もオススメです。
3分ほど左右にお尻を振ったら、1分ほどお尻全体をぽんぽんと叩くだけとあって、これも簡単に行えます。
もはや骨盤ダイエットの定番!バスタオルでストレッチ
骨盤ダイエットの定番なのが、バスタオルで枕を作って行うストレッチです。まず、2枚のバスタオルを用意したら、硬くグルグルと巻いて行きましょう。ビニール紐などでバスタオルをしっかりと固定したら、枕の完成です。両足を伸ばして床に座り、完成した枕をお尻がつく位置に置きましょう。
背筋をまっすぐに伸ばしつつ、枕を両手で押さえながら、身体を後ろに倒します。枕の中心がおへその真下に来るよう、両手で調節したら、身体の力を抜いてお腹を凹ませましょう。
両足の親指でハの字を作ったら、両腕を頭の上に伸ばし、手の平は床に向けて、両手の小指と薬指をくっつけます。視線を天井に向けたら、この姿勢を5分ほどキープするだけで、ストレッチが行えます。
1分あればすぐできる!お手軽骨盤ダイエット
1分あればすぐできるお手軽骨盤ダイエットとして、まず素足で行う体操をご紹介します。両足を伸ばしつつ腰幅に開いて床に座ったら、両腕をやや身体の後ろにつきましょう。この姿勢でリラックスし、両足の指をグー、チョキ、パーと1分ほど動かすだけでOKです。
続いて仰向けに寝転がり、両手を広げたら、左ひざを立てましょう。左ひざを両手で押さえながら腰をひねるように、右側へゆっくりと倒し、30秒キープして下さい。右ひざも同じように左側にゆっくり倒し、30秒キープしましょう。
この時にひねるのはあくまで骨盤のみであり、立てていない反対側の脚や顔は必ず天井に向くように、意識しましょう。左右1回ずつ行えば、たった1分でも効果的です。
いつでもどこでもできる!骨盤をくるくる回す運動
骨盤回し運動は、仕事の休憩中などにも行いやすいのが魅力です。そこで、やり方をマスターしておけば、いつでもどこでも骨盤ダイエットに取り組めます。まず、両足を肩幅程度に開いて立ちましょう。両足の指先を真っすぐに揃えたら、両手を腰にあてましょう。
そして、フラフープを回すようなイメージで、腰を水平にゆっくりとくるくる回しましょう。1回につき、左回り30回、右回り30回を目安に取り組みましょう。この時に、上半身を動かしてしまうと、骨盤ではなく上半身を回す事になってしまい、効果を得られません。
また、勢い良く回し過ぎると腰を痛めてしまう可能性があるので、ゆっくりと回すのがポイントです。ゆっくりと回すだけでも、十分な効果が得られます。
下半身スッキリ!骨盤矯正に最適なストレッチ&スクワット
骨盤矯正に最適なストレッチ&スクワットは、両足を肩幅よりやや広めに開いて行います。両足の指先は45度の程度の角度をつけて、開きましょう。続いて腰に両手を当てる事で、上体をしっかりと支えます。背筋を伸ばしたまま、お尻を後ろに突き出すようなイメージで、膝を曲げて腰を落としましょう。
イスに座るぐらい落とせば良いので、あまり深く落としすぎないよう注意が必要です。この状態で息を吐きながら、内ももを閉じて膝を出来るだけ寄せましょう。息を吐ききったら、そのままゆっくりと立ち上がって、内ももを寄せたまま10秒ほどキープしましょう。
これを3回程度繰り返す事で、1セットとなります。1セットを1日4回の目安で繰り返すと、下半身がスッキリします。
腹筋を意識しよう!骨盤ダイエットの効果を高めるには!
骨盤ダイエットの効果を高めるには、腹筋を鍛えるのが1番です。何故なら、骨盤を支える筋肉は主にお腹周りにあるからです。しかし、腹筋を鍛えるのはしんどい、ツラいといったイメージはありませんか?
そこで、骨盤ダイエットと一緒に簡単に行える腹筋をご紹介します。まず、床にうつぶせになり、両肘を立てましょう。
この状態で5秒から10秒間、お腹を凹ませます。これを1セットとし、20セットを目安に行いましょう。続いて、床に仰向けになり、膝を90度に折り曲げたら、脚を上げて、腕を胸元で交差させます。
この姿勢のまま両肘をふとももにつけて5秒キープしたら、元の姿勢に戻します。10回を1セットとし、1日5セットで腹筋をしっかり鍛えられます。
日常生活を送りながらできる骨盤矯正のコツ
骨盤矯正を行っても、その状態をキープ出来なければ、また骨盤は歪んでしまいます。そこで、歪みのない状態をキープする為に、日常生活で骨盤底筋を鍛えましょう。骨盤底筋の鍛え方はとても簡単で、お尻にキュッと力を入れて、お尻の穴を小さくするだけです。
いつでもどこでも行えるので、気が付いたら行うのがコツです。また、骨盤矯正が行いやすい骨盤になるよう、骨盤周辺の筋肉を緩めるのもオススメです。何と意識的にしゃがむだけで、骨盤周辺の筋肉を簡単に緩める事が出来ます。
そこで、出来るだけ日常生活の中で、立ったりしゃがんだりする機会を増やすのがコツです。骨盤周辺の筋肉を緩めるだけでなく、お尻、太もものシェイプアップにも効果的です。