ふくらはぎは女性が痩せたいと思う部位の代表格です。それだけ太りやすい部分ということであり、痩せたいとダイエットをする人も少なくありません。しかしながら太りやすい部分ゆえに痩せるのが難しいところでもありますので、効果的な対処法を覚えて実践するようにしましょう。
目次
ふくらはぎが太る仕組みを知りましょう
ふくらはぎが太ってしまう原因は複数ありますが、特に多くの女性に関連するのがむくみです。長時間の立ち仕事やデスクワーク、冷え症などによって水分や老廃物が溜まってしまうとむくみの原因になります。むくみやすい生活になっていると改善が難しいこともあり、長年の悩みになるということも珍しくありません。
脂肪の増加も原因の一つです。下半身は代謝が悪くなりやすい部分ゆえに、脂肪も付きやすく太りやすいという特徴があります。さらには脂肪の塊でもあるセルライトも溜まって余計に太くなるのです。筋肉によって太っている場合もあります。例えば高いヒールをよく履いている場合ですとふくらはぎに負荷が掛かりますので、その影響で太るケースも少なくありません。
ふくらはぎ痩せダイエット！筋肉に効果のある方法
むくみや脂肪によって太っている人の場合は、筋肉を強化することによって痩せやすい状態に導くことができます。また、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれており、ポンプの働きを持つ部位ですので、強化することで全身の基礎代謝のアップにもなるのです。
ふくらはぎを鍛える代表的な方法として、カーフレイズがあります。これは踵を上げ下げする運動でふくらはぎに効果的に刺激を与えることができます。
やり方は足首を上下できるような台につま先を上げ、ゆっくりとつま先立ちになったり踵を下げた状態にする運動を行います。その際には壁などに手をついて行うとバランスを取りやすいです。この運動を1セット15回～20回程度行うと効果的です。
オススメはスロージョギング！その効果とは
スロージョギングという運動法が注目されていますが、これは歩く程度の速さで走るジョギングです。通常のジョギングですと負担になりやすいところ、スロージョギングは負担が小さく、体力のない人でも取り組みやすいのがメリットです。
効果についてはウォーキングと比較をした場合、約1.6倍の消費カロリーの効果を得られると言われています。ウォーキングと同じだけの時間でもスロージョギングをした時の方がダイエット効果が大きく、少ない負担で効率的に痩せることができるのです。
しかも余計な部分への筋肉が付きにという良さもあります。筋肉が付くことで脚が太くなることも少なく、その上、代謝を良くする遅筋は強化されますので痩せやすい体になることができるのです。
落ちないふくらはぎの筋肉に効くストレッチ
筋肉によってふくらはぎが太くなっている場合、ストレッチを行うことによってすっきりの効果に期待ができます。やり方の一つにタオルを使ってふくらはぎを伸ばす方法があります。床にお尻を着いた状態で足を伸ばします。その状態でつま先へとタオルを掛けて手前に引き寄せるようにしましょう。
するとふくらはぎが引っ張られるようになりますので、硬くなった筋肉を解して引き締め効果を得ることができます。なお、その際には背中を丸めないようにして行うのがポイントです。
お風呂上りですと特に柔軟性が高まりますので、体が硬い場合でもやりやすく、眠る前に行うことで翌朝もすっきりさせやすくなります。布団の上でもできますので習慣として気軽に行いやすいストレッチと言えるでしょう。
凝り固まったふくらはぎの筋肉をほぐす食べ物
食べ物に気を配ることもふくらはぎダイエットのコツですが、良い食材の一つにアボカドが挙げられます。アボカドはカリウムを多く含んでいるのが特徴であり、この成分は塩分を体外に排出する働きを持っています。カリウムを摂取して塩分濃度が下げやすくすることで、血液のリンパの流れも良くして筋肉のほぐし効果にも期待ができるのです。
末梢神経を広げる働きのあるビタミンEを含むかぼちゃもおすすめの食べ物です。血流の改善に期待ができ、老廃物もスムーズに排出されてほっそりとした足を目指す手助けになってくれます。
クエン酸を豊富に含む梅干しを摂取するのも良いでしょう。リンパの流れを良くしてくれますのですっきりとした脚になるためのサポートになり、また疲労回復効果もありますので足の疲れ対策にも適しています。
ふくらはぎ痩せダイエット！脂肪に効果のある方法
ふくらはぎの脂肪を撃退するには筋肉を付けるのが効果的です。脂肪が蓄えられてしまうのは筋肉量が低下していることが原因の場合があり、基礎代謝に大きく関係する筋肉が少ないようでは太くなってしまうのも無理はありません。運動を行う習慣がない人は特に注意しなければいけないと言えます。
筋肉を付けることがふくらはぎダイエットへの近道になりますので、基本的には運動を行うようにした方が良いでしょう。なお、ふくらはぎは鍛えるメリットが大きい部位です。血流を良くするためのポンプとしての役割も持っている部位ですから、強化することで全身に良い影響をもたらしてくれます。その為、積極的に鍛えることで全身のダイエットの成功率もアップさせることができるのです。
特に脂肪燃焼効果が高いのは有酸素運動
脂肪を落としたい時には有酸素運動が最適です。酸素を多く取り込むことで脂肪の燃焼もサポートされますので、効果的にダイエットをすることができるのです。ふくらはぎに有効な有酸素運動の種類として、手軽にできるウォーキングがあります。正しく歩くようにすれば効果は絶大であり、全身の引き締めとしてもおすすめと言えます。
もう少し負荷を大きくしたい時にはスロージョギングにトライするのも良いでしょう。ウォーキング以上、ジョギング未満の運動ができるのが特徴で、少ない負荷でありながらも効果的な有酸素運動をすることができます。
普段の生活に取り入れやすい自転車によるダイエットもおすすめです。移動手段を自転車にするだけのダイエット方法であり、ふくらはぎの脂肪燃焼にも効果的です。
ふくらはぎ痩せダイエット！むくみに効果のある方法
むくみによってふくらはぎが太くなった場合、対処法としてまず筋肉を付けることです。筋力の低下はふくらはぎが持つポンプ機能までも劣化させてしまいますので、むくみの原因になっている水分や老廃物も溜め込まれやすくなるのです。筋肉はダイエットと密接な関係がありますから、適度な運動で強化することを心掛けた方が良いでしょう。
塩分をあまり摂取しないことも大切です。水分を多く抱え込む働きのある塩分を多く摂取すると、ふくらはぎにも水分が溜まりやすくなります。特に現代人は塩分過多になっている傾向がありますから注意しなければいけません。
冷え対策を行うことも心掛けた方が良いでしょう。冷えもむくみの大きな原因であり、特に女性の場合は冷えやすい傾向があるため、ふくらはぎのむくみも悪化することがあるのです。
むくみ解消には断然リンパマッサージ
むくみを良くするにはリンパマッサージを行うのが効果的です。リンパの流れが悪いと老廃物や水分も蓄積されやすくなりますので、マッサージによって流れを良くするのは対策の基本です。
リンパマッサージのコツがありますが、まず事前に白湯を飲んでおくのがおすすめと言えます。
白湯を飲むことによってリンパ液を薄めて流れを良くすると共に、体を温める働きによってマッサージの効果を高めることができるのです。マッサージをする際には下から上に行うことも心掛けましょう。巡りの悪い体ですと、下の方に老廃物や水分が溜まりやすい為、上へと流してあげる必要があります。その際にはローラーなどの美容グッズがあると作業もやりやすくなります。
こんなふくらはぎダイエットは失敗のもと
失敗をするふくらはぎダイエットの特徴に、まず原因を考えないままに行ってしまうことです。例えば筋肉によって太っているにもかかわらず筋トレで痩せさせようとすると逆効果になり兼ねません。太ってしまった原因を理解した上で取り組むのが成功の秘訣ですので、どういった理由が考えられるのか探ってみることが大切です。
負荷の大きな運動も良くありません。有酸素運動をする際にも、過度なトレーニングメニューにしてしまうと逆に太くなってしまうことがあります。他の部位は痩せられてもふくらはぎだけ太くなってしまうこともありますので、その運動を行うことによってどのような作用が発生するのかを理解しつつ取り組むようにしなければいけません。
