野菜を食べるよりも効果的?!肉ダイエットのやり方

誰からともなく教わった私たちの知識の中に、「肉よりも野菜を多く食べた方が結構に長生きできる」というものや「野菜が一番ダイエットに効果的だ」というものがありますが、果たしてそれらの知識は本当なのでしょうか。

肉ダイエットのやり方について

「肉ダイエット」のやり方としては、1日3回ある食事の内いずれか1食をかならず150gから200gを目安としたお肉料理にして、毎日コンスタントに摂取することです。

その際、一口あたり29回は噛むようにします。基本的には一日の食事の中に肉をメインとして食べる食事を加えるだけの簡単な方法ですが、食事で気を付けることとしては、食べる順番をあたたかい汁物からはじめて緑の葉物を中心とした野菜、続けて肉又は魚などのメインの食事、そして最後にごはんやパンといった炭水化物といったものにすることがあります。

これ以外の注意事項としては、毎回の食事の糖質を少なめにしなければいけないというものがあり、お肉を食べると同時に少々気を使わなければいけない部分が出てきます。

肉ダイエットで痩せる仕組みと効果

お肉を摂取することで痩せるという「肉ダイエット」の痩せる仕組みとは何なのでしょう。それはズバリ、お肉を炭水化物に置き換えて食べることで、1日の炭水化物摂取量を減らすことが出来るというもの。炭水化物は糖質を多く含みます。糖質は人間が生活する上でなくてはならないものですが、とりすぎれば肥満の元となってしまいます。

糖質を多く含む炭水化物の代わりにお肉を食べることで体脂肪を減らすことが出来、代謝を高める効果があるのです。代謝が上がると脂肪を燃焼しやすくなりますから、さらにダイエットを促すことが出来ます。

またお肉を食べることが出来るということでストレスも溜まり難く、継続が可能となります。このことから大きな効果が期待でき、人によっては15キロ減量できたという人も居るほどです。

肉でダイエットをする際毎日食べても平気なの?

このダイエットにおいては毎日決まった量のお肉を摂取し続けることで効果を発揮していきますから、むしろ毎日食べることをおすすめします。決まった量を無理なくしっかりと食べることで、確実に日々の糖質摂取量が少なくなっていき、体脂肪を少なくしていくことが叶うのです。

続けることでより確かな効果を得られるダイエット法なので、素早い効果が得られないからといって途中で肉ダイエットを中止してしまっては、勿体ありません。

糖質の摂取量を抑えることで体脂肪を減らしつつ、体質から改善して代謝の良い痩せやすい身体を作っていくのが肉ダイエットの大きな目的ですから、途中でやめたりせずに毎日コツコツと続けていくようにしましょう。

肉食ダイエットをするメリット

肉食ダイエットをする最大のメリットとなるのは、なんといってもストレスの少なさでしょう。ダイエットでついつい陥ってしまいがちなのが、カロリーの低いものしか食べてはいけないというルールを用いることによりストレスが増え、その結果ドカ食いしてしまうというもの。

その点、この肉ダイエットに関しては糖質こそ多少の制限はあるものの基本的には「絶対に食べてはダメ」というものが無いので、無理なく続けることが出来るのです。間食も糖質の低いものであればOKとされていますから、食事制限でストレスが溜まりやすい人にはとくにおすすめできる優れたダイエット法といえます。

継続は力なりというようにダイエットは続けることが重要なポイントとなります。ですから、無理なく続けられるこのダイエット法は、今までダイエットに失敗してきた経験がある人にこそ試してほしい方法です。

ダイエットに効果的な肉の種類

肉ダイエットはどの種類のお肉を食べるかによって、得られる効果にも違いがあります。脂肪を効率よく燃焼させるならば、脂肪燃焼効果のある「L-カルニチン」の含有率の高い種類のお肉を食べることをおすすめします。

一番脂肪を燃焼しやすいとされているお肉はマトン(羊肉)です。その次にラム肉・牛肉・豚肉・鶏肉と続きます。普段食べ慣れているお肉の中では、牛肉が一番効果が期待できるとされています。

しかし、この点ばかりにこだわって苦手な種類のお肉ばかりを食べ続けていると、だんだんとお肉を食べることが嫌になってきてしまいますから、自分の身体や心と常に相談しながら賢く摂取することが一番だということを覚えておきたいものです。

ダイエットに効果的な肉の部位

食べるべきお肉の種類については分かりました。では、体重を減らすという目的に一番効果を発揮してくれる「部位」とは一体どこなのでしょうか。よりダイエット効果を得たいならば、やはり脂肪分の少ない部分のお肉を積極的にとるべきといえます。牛肉や豚肉ならば赤みの多いロースやモモ・ヒレなどの部分。鶏肉ならば脂肪の少ない味がたんぱくな部分が適しています。

鶏肉に関しては一般的にカロリーは低いものと思われていますが、皮部分は脂質が多いので注意が必要です。お肉の部位にまできちんと気を付けて食事に取り入れることで、より効率の良いダイエットとなり、結果にも早く結びついていきます。目に見える結果が出始めると楽しくなり、それが続ける力になるので、始めたばかりの時ほど意識すると良いかも知れません。

どのくらい肉を食べたら効果があるのか

肉ダイエットで気になることの一つに、一日にどれくらいの量のお肉を食べて良いのかというものがあります。お肉ならばどれだけ食べても問題はないのでしょうか。

肉ダイエットにおいての摂取量の目安として適切とされているのは、1日に最適な量としてだいたい手の平1枚分程度の赤身肉とされています。ステーキ肉で考えるならば約2枚分の大きさを摂取するべきということで、これだけの量を普段から食べているという人はそうそう居ないことでしょう。

グラムに直すと150gから200gですから、それ以上食べたい人はそれ以上の量を食べてもとくに問題はありません。自分が満足できるまでお肉を食べて良いのですから、ストレスも無く続けることが出来るのです。

肉ダイエットで効果的な調理法

いくらお肉をとることで糖質を抑えられるからといって、調理法を気を付けなくて良い訳ではありません。調理法によっては逆に太る原因になってしまうこともありますから、この部分には十分注意が必要です。一番避けたい調理法はやはり油を多く使う「揚げ物」。

しかもこの調理法は油だけでなく衣に含まれる糖質までとることとなってしまうので、せっかく炭水化物などを少なくすることで糖質を抑えているのに、まったく意味が無くなってしまいます。

おすすめの調理法はシンプルに、蒸したり焼いたり煮たりするもの。これらは調理の際に余分な脂を落としてくれるので、ダイエットに効果的です。中でもとくにおすすめなのは、蒸し料理です。蒸し料理は油を使わないので、非常にヘルシーな調理法といえます。

肉食にすると体臭がするのってホント?

肉食にすることでどうしても気になってしまうのは、昔から囁かれてきた「肉を多く食べると体臭がキツクなる」という話。しかしこの話には何の根拠もありませんから、気にする必要はありません。肉などの動物性たんぱく質を多くとると腸内で腐敗菌が増殖して身体にも腐敗臭が出てきてしまうというものですが、これはまったくもって非科学的な理由による嘘の話です。

また糖質制限が影響してケトン臭がするというのも単なる都市伝説であり、むしろ糖質制限を生活に用いることによって自身の体から発する臭いである体臭が軽くなったと感じる人の方が多いようです。極稀に一時的ににおいが強くなるという現象が起こる場合もあるようですが、あくまでも一時的なものであり、長く続くようなことではありません。

ダイエットで肉を食べるときの注意点

肉ダイエットではとくにこれといって「絶対に食べちゃいけない」というような食材やルールは無いので、その他のダイエット法よりも緩く考えながら取り組むことが出来ます。注意点をあえて挙げるとするなら、それはやはり「糖質」の部分でしょう。この肉ダイエットでは炭水化物に大きな制限を設けない代わりに、糖質は少な目になるよう意識するというものがあります。

お肉と一緒に食べるお野菜の中には糖質が高い物もありますから、出来るだけ糖質の少ない緑の葉物をとることをおすすめします。またこのダイエットでは間食もとくには問題ないとされていますが、やはりここでも糖質を多く取ってしまうこととなるものは避け、血糖値が急激に上がらないスープやチーズ・ナッツ類を選ぶようにすることが大切です。