世の中には変わったダイエット方法というものがいくつもありますが、その中でもマスクダイエットというのは名前を聞いただけではなかなかそのイメージがしにくいものとなっています。なぜマスクをつけただけで痩せることができるのか知りたいところです。
目次
マスクダイエットとはどんな方法
マスクダイエットは、マスクをつけるだけでもう準備が完了です。マスクをしながら家事をする、仕事をするなどのことだけでダイエットにつながるという夢のようなやり方となっています。そのため、コンビニや100円ショップで売られているようなマスクでも実践することができるため、手軽に始めることができるというのも言えます。
また、他のダイエットを兼ねることも簡単にできます。食事制限や糖質制限ダイエットなどをしていれば、ダイエットの効果をより高めることも可能です。1日中、マスクをつけ続けることが大事であり、それによってダイエット効果を高めることができます。楽してダイエットをしたいという人にはおすすめのやり方となっています。
マスクを付けて腹式呼吸でカロリー消費
マスクをつけることで得られる効果として、呼吸があります。マスクをつけると、普段の呼吸とは違い、多少意識して呼吸をしていくことになります。そのため、自然と腹式呼吸になりやすく、それがカロリーの消費に直結することになります。
マスクの中には、マスクの目が細かいものが存在し、細かければ細かいほど息をするのに力を要ります。こちらが意識をしなくても勝手に腹式呼吸になっていき、それがカロリーの消費につながります。
PM2.5対策が施されたマスクは細かい粒子にも対応するようなものになっていて、構造が何層にも及んでおり、より効果が期待できます。普通のマスクに関してもインフルエンザウイルスを防ぐことができるものであれば、同じような効果は十分可能であると言えます。
マスクを付けて普段使わない筋肉を動かそう
マスクを付けることでいつも以上に負担がかかるというのがわかりましたが、負担がかかるということは筋肉に負荷がかかっていることも言えます。本来、人間は横隔膜を使って呼吸を行っていますが、マスクを付けるとこれ以外の筋肉を使うことになります。
いわゆる呼吸筋と呼ばれる、呼吸に関連する筋肉が10程度存在しており、それらがマスクを付けることで負荷がかかり、いつも以上にエネルギーの消費をしてくれます。
それまでは横隔膜だけで呼吸をしていたものが、マスクを付けるだけで呼吸筋すべてを使って呼吸をするようになるため、呼吸によるカロリーの消費がいつも以上に上がり、それを毎日続けることによって、徐々に痩せやすい体になっていきます。
どんなマスクでも効果があるの?
PM2.5対策が施されたマスクのように、目が細かく、細かい粒子を絶対に口の中に入れさせないというようなマスクであれば効果はかなり期待できます。一方、隙間があるような市販のマスクということになると、それほどまでの効果は期待できないという見方があるのも事実です。
しかし、マスクを着用して走るとかなり呼吸がしにくいように、ある程度の負荷がかかることもわかっています。オーダーメイドのマスクを購入する方がもちろんいいですが、そうでないものでも工夫次第で十分な効果は期待できます。
ただ、綿のマスクのように目が粗いものだとさすがにその効果は期待できないと言えます。インフルエンザウイルスをカットできるようなものがやはり基準となりそうです。
どうしてマスクをつけるだけで痩せるの?
マスクをつける効果は筋肉の負荷をかけることだけではありません。例えば、ついつい間食をしがちな人がマスクをすることで多少抑制されるという効果があります。間食をするにはマスクを下げなければなりませんが、そうしたことが面倒になり、その心理的な要素が摂取カロリーの抑制につながると指摘されています。
マスクをつけるだけで、カロリーの摂取を抑制する、そして、消費カロリーを上げるということになるため、着用するだけで痩せるということにつながります。
常に腹式呼吸をしているような状態であるため、普段よりエネルギーの消費が激しく行われることになりますが、それが一番の要素ですが、これに摂取カロリーの抑制が加われば怖いものなしです。
マスクをしていて息苦しいと感じたら
マスクは息がしにくいため、人によっては息苦しいと感じる時があります。そうした時にはすぐに止めて、大きく深呼吸をすることが大切です。
息苦しいというのは酸素を十分取り込めていないような状態になるため、体にも大きな影響を与えかねません。酸素不足を感じたら、すぐにマスクを外し、大きく深呼吸をする、そして、続けるかどうかを判断するというのをおすすめします。
マスクをつけて息苦しいという場合、筋肉が衰えているということも言えるため、それを鍛えていくというのも考えなければならず、そのためにも長い期間続けることも必要であり、その結果、マスクをつけても息苦しく感じなくなるということがあるため、最初のうちは苦戦しても、それでやめないというのも大切です。
マスクダイエットの寝るときの注意点
寝ている間も当然のように呼吸はしますが、ここで気を付けたいのは、マスクの違和感で睡眠に影響を与えるケースです。マスクをつけて寝ているとさすがに違和感を感じます。そのことが気になって眠れないとなってしまえば、元も子もありません。
風邪対策、空気が乾燥している時などにマスクをつけて寝るような人はさほど気になりませんが、マスクダイエットのために行っている人は慣れていないことが多いため、このあたりに注意が必要です。
寝ている時も負荷がかかり続けるため、筋肉が疲れやすいという問題もあります。寝ている時にリフレッシュができない状態ということにもなりかねないため、最初のうちは起きている時だけマスクを着用するというのがおすすめです。
運動する時はマスクをしていて平気?
運動しながらマスクを着用するのは想像以上に過酷です。特にランニングなど激しい運動をする場合、酸素をかなり求めるため、息を大きく吸おうとします。これだけでも十分呼吸に負担がかかっていますが、マスクがあるため、よりその負担がかかることになってしまいます。
陸上選手などの中にはこうしたことをして負荷をかけることはありますが、ダイエット目的でここまでする必要はありません。
一方、ウォーキング程度であれば呼吸の負荷というのはランニングほどとはいえず、むしろ程よく負荷がかかるような状態となります。ウォーキングなど運動負荷の少ない時は着用し、それ以外は外すようにしておけば、負荷のかかりすぎを避けることができます。
マスクダイエットはどれくらい続けると効果が出る?
1日つけただけで劇的に痩せる代物ではないため、ある程度の期間にわたってマスクダイエットを続ける必要がありますが、結果的に数キロ痩せる人が出るなど、その効果は証明されています。しかも、1か月程度で結果が出たことから少なくとも1カ月にわたって着用することで効果が出ることになります。
冬の期間であれば、風邪やインフルエンザの予防としてマスクを堂々とつけることができるため、その期間にまず始めてみて効果を実感するというのがおすすめです。
もちろん、長く続ければ続けるほど痩せやすい体となり、自然と腹式呼吸ができる体となるため、ずっと続けても問題はありません。メリットが多く、デメリットの少ない方法であることは確かです。
マスクをしなくても腹式呼吸を意識すれば同じ効果も
マスクダイエットの効果は腹式呼吸が自然とできるようになるというものであるため、マスクを仮に着用しなかったとしても、腹式呼吸を常に意識しておけばマスクダイエットと同じ効果を得ることは可能です。
例えば、ドローインダイエットのように、呼吸を少し意識して行っていけば負荷をかけていくことはできるため、マスクダイエットと同じような効果は得られます。マスクを付け続けることで周囲から心配されることを嫌がる人もいるため、そうした人はこうしたもので代用するということも可能です。
呼吸法に関するダイエットはこの他にもいくつもあり、自分に合ったものを探すというのも大事です。ただ、技術的なことをしなくても、単にマスクをつけるだけで呼吸に負荷がかけられるのがマスクダイエットとなります。