意外に知らなかったラジオ体操のダイエット効果

ちょっと前までは学校や夏休みの朝にラジオ体操をしていたので、日本人なら誰でも知っているエクササイズでした。それが今、ダイエットにも効果があることが判明して、ラジオ体操ダイエットなるものが登場してきているのです。

簡単で効果があるラジオ体操ダイエット

ラジオ体操がダイエットに効果があると言われる所以は、その消費カロリー。実は早足でのウォーキングに匹敵するといわれるほどの消費カロリーがあります。そして夏休みに義務で行かされた朝のラジオ体操の経験がある方なら皆ご存知でしょうけれど、ラジオ体操は短時間です。

始めた、と思ったらぼーっとしているうちにもう終わり?と思うくらいに短いのが特徴。しかしあの簡単な動きをするだけで、驚くほどのダイエット効果があるのです。

ダイエットをすることに関して大切なのは簡単で持続でき、飽きにくいということです。ラジオ体操はその全てをかなえていると言えるエクササイズなので、毎朝や昼休みなど、自分で時間を決めてやってみてください。

ラジオ体操するだけで全身ダイエットできるのはなぜ?

やったことがある方なら誰でも頷くでしょうけれど、ラジオ体操というものは全身を動かします。捻ったり飛んだり曲げたりと色んな関節や筋肉を伸ばしています。実はラジオ体操には全身の400もの筋肉を動かす運動なのです。ですから真剣に取り組めば、第一が終わった時点で息は上がり疲れを感じるはず。

一つのエクササイズでコレほど全身をくまなく使うようなものは珍しいといえるのです。下半身だけ鍛えたり上半身だけ鍛えたりするのはバランスが悪くなってしまうもの。

全身をバランスよく刺激できるラジオ体操は、成長期の子供から体力維持の必要がある高齢の方まで誰でも手軽に行えるエクササイズなのです。肝心なことは、ダラダラやらずに真面目に取り組むこと。一度やってみれば、どれだけきついかが実感出来るでしょう。

ラジオ体操のカロリー消費量

ラジオ体操は真面目に取り組めば、かなりきつい運動になります。消費カロリーも高く、ラジオ体操第一と第二を通してやった場合の消費カロリーは25から30キロカロリーにもなるのです。これは早足でのウォーキングをした場合とほぼ同じ。しかしウォーキングと違って雨や強風などの天候にも左右されず、いつでもどこでもその場で始めることが出来ます。

部屋の中であれば外見を整える必要もなく、畳み半畳くらいの広さがあればすることが可能で、ラジオ体操を知らない人は滅多にいませんので奇抜な動きに見られることもなく、人の目が気になりにくいというのも嬉しいことといえるでしょう。例えば朝起きてすぐに体を目覚めさせるために、例えば会社の昼休みに凝った体をほぐすために、気軽に取り入れることが出来ます。

自律神経のバランスを整える効果

では、具体的にラジオ体操で得られるダイエット意外の効果です。まずは自律神経のバランスを整える効果。人間は朝の光を浴びると脳の中でセロトニンをいう脳内神経伝達物質が出ます。このセロトニンは自律神経を正常に整え、朝から脳をスッキリと覚醒させてくれる働きがあり、日中に活動的に過ごすためにはなくてはならない物質といえます。

朝の光をあびながらラジオ体操をすることで筋肉の凝りをほぐして血流を促進させる効果があるので、全身の血流が促進されて自律神経失調症の改善にも高い効果が期待出来るというわけです。

自律神経のバランスが崩れれば失調症として全身に影響が出る上、鬱病やパニック障害などの精神疾患をも引き起こしやすくなってしまいます。自律神経が正常に動くということは大切なことです。

骨格筋が鍛えられ姿勢がよくなる

ラジオ体操で体の歪みをリセットすることも出来ます。その理由は、前後左右に対称の動きをするからです。エクササイズをする時には必ず右を10回したら左も10回します。それは左右のバランスを整えるため。ですから全ての動きが基本的に前後左右対称のラジオ体操を毎日していると、インナーマッスルも鍛えられるので体の歪みもリセットすることが出来るということです。

普段生活をする上で、どうしても姿勢は悪くなり、筋肉が間違ったところにバランス悪くついてしまったりします。ラジオ体操をすることで骨格筋を鍛え、結果的に姿勢がよくなるので内臓などの位置も正しい場所に戻るのです。正しい場所に筋肉がつけば自然と姿勢は良くなりますので、続けることが大切です。

ストレッチ効果で便秘も解消

朝起きてラジオ体操をすることによるメリットは自律神経のバランスを整えることだけではありません。女性の多くは便秘に悩んでいますが、それも解消することが出来るのです。ラジオ体操には第一と第二をあわせて26の動きがあり、ウェストを捻る動きが多く取り込まれています。

体を捻る運動で腸の蠕動運動を促して、朝の便通を改善してくれるのです。勿論起きてすぐに水を飲むことや、しっかりとした朝食をとることでも腸への刺激となりますが、それらにラジオ体操を加えれば、体の中からも刺激され、外側からも刺激されることになるわけです。老廃物をきちんと出すことは健康への近道です。ラジオ体操で便秘を解消して全身に良い影響をもたらしましょう。

血行促進でむくみが解消できる

ラジオ体操は第一と第二を通してやっても6分程度です。その間、腰を捻ったり上半身を振り回したり力を抜いて下へとおろしたりと様々な動きをします。有酸素運動とストレッチを足したようなエクササイズになりますから、全身をくまなく使い、血行を促進するのです。

血行を促進すると嬉しい効果としては、全身のリンパ管の中に漂っている老廃物や不要な水分も流れだし、むくみが解消できるということです。リンパ管は血管と違って心臓のようなポンプの役割を果たしてくれる臓器はありませんので、どうしても流れが滞りがちになります。

そこで不要な水分や老廃物が溜まってしまい、むくみや凝りを引き起こします。血行が促進されればリンパの流れも促進されますので、足や顔などのむくみ症状も改善されるでしょう。

筋肉の緊張をほぐして肩こりや腰痛も解消

筋肉の凝りは緊張や長時間同じ姿勢をすることで生まれてしまいます。子供の頃はどんなことをしていても全身運動で肩凝りとは無縁でしたが、大人になってしまうとさほど大きな動きをしなくなってしまい、肩甲骨周りなどが固まってしまいます。肩凝りを解消するためには腕や首周辺の筋肉をちゃんと使ってほぐすこと。

ラジオ体操をすることで首や肩、腰などの筋肉の柔軟性を高めることができ、緊張をほぐしてくれます。大人が真面目にラジオ体操をするとまずは筋肉痛になるのが背中であったりするのは、普段腕を回したりする動きをいかにしていないか、ということの証明に他なりません。酷い肩凝りは頭痛や吐き気も催します。凝りをほぐして痛みから解放されましょう。

ラジオ体操はいつするべき

ラジオ体操の放送は現在でも午前6時半です。早朝の運動は不眠解消に役立つということは知っている方も多いですし、この時間には起きて太陽の光を浴び、まず体を動かすことで脳と体を目覚めさせる意味があるのでしょう。しかしラジオ体操をダイエットに使うためにはおすすめは午後の4時から6時までとなります。

この時間帯には人間の体温が最も高いといわれているので、そのタイミングで体を動かすとカロリーの消費効果がアップするのです。ですから健康維持の為に起き掛け一回、ダイエット効果のために夕方にも一回することから始めてみてはいかがでしょうか。なお、ダイエットの為にする場合は夕方の4時から6時の間に目安として3回繰り返すことを目標にすると良いです。

ラジオ体操ダイエットの注意点

ではラジオ体操ダイエットには注意点はあるのでしょうか。さすがに誰にでも出来るように作られ、考えられた動きですからほとんど注意点はありませんが、気をつけて欲しいことは3点です。まずは本気で行うことです。ダラダラやっても正しいフォームで動けるわけではありませんから、効果は見込めません。

しっかりやれば筋肉痛になるほどのエクササイズですから真面目にやりましょう。ダイエット目的で行う場合は第一だけでやめるのではなく、第二も通してやってください。第二は筋肉強化にフォーカスした内容になっているのです。

そして最後は、食事の直後や就寝前は避けることです。全身を使いますので食事直後では体調不良になりますし、就寝前にしてしまうと体と脳が覚醒して眠りにつけません。