梅干しのダイエット効果と健康に良い理由とは

さまざまなダイエット用サプリや食品が溢れる中、いま注目を浴びているのがなんと「梅干し」。高い栄養素により、食欲増進や二日酔い対策、疲労回復や殺菌作用、血圧抑制など健康面でさまざまな効果がありますが、果たして美容面ではどういった効き目があるのでしょうか。

梅干しのクエン酸で代謝アップをしてダイエット

梅干しに含まれるクエン酸にはさまざまな効果があります。その中でもダイエットに特に有益なのが「代謝をアップさせる」というもの。食べた物をどんどんエネルギーに変える働きがあるクエン酸は梅干しにたっぷり含まれており、これにより中性脂肪が効率よく燃焼されていきます。

梅干しを食べるだけで急激に痩せる、ということはありませんが、エクササイズや有酸素運動を行う際には不可欠な脂肪燃焼効率を飛躍的に向上させます。

また、運動をしていなくても普段の脂肪燃焼効率が上昇していれば、階段の上り下りや徒歩による移動でも、通常よりも消費カロリーが上昇して、体内に脂肪を蓄積しにくくなり、太りにくい身体を作ることができます。効率よく痩せられる、普段なかなか太りにくいというダブルのメリットがあるのです。

梅干しに含まれるクエン酸の作用

他にも梅干しに含まれるクエン酸には、健康・美容に良い作用・効能がたっぷりあります。まずは血液をサラサラにするデトックス効果です。血液の流れが悪いと、老廃物や不要な水分を溜め込んで痩せにくい身体になってしまいます。血流・血行を良くすることは、健康・美容に非常に効果があり、痩せやすい体質へと変化させてくれます。

また、硬い筋肉ではなく柔らかくしなやかな筋肉へと変える働きもあります。硬い筋肉は血行が悪くなり、脂肪を効率よく燃焼させることができません。老廃物を溜め込みやすくなる原因は筋肉にもあるわけで、クエン酸はこういったところにまで作用してくれます。

そして、クエン酸には整腸作用があり、お通じが良くなります。腸内環境を整備することは、病気にかかりにくく健康な身体になるだけでなく、体全体が循環しやすく痩せやすい健全な肉体へと変貌することに繋がります。

ポリフェノールにはセルライト予防効果がある

また、梅干しにはクエン酸の他にポリフェノールも含まれています。ポリフェノールは、太ももや二の腕にあらわれる悩みの種・セルライトを予防する効果があります。セルライトは肥満の方だけでなく、痩せ型の方にもあらわれる症状であり、放置すれば脂肪や水分、そして老廃物を溜め込んでどんどん肥大化していきます。

一旦蓄積されて肥大化し、定着してしまうと落とすことが非常に難しくなります。このような事態にならないためにもセルライト予防は大切で、梅干しに豊富に含まれるポリフェノールは予防における抜群の効果があります。脂肪の吸収や肥大化を防ぎ、セルライトの予防に繋がり、クエン酸によって血行・血流をよくして、血液や体内の水分をサラサラにキープしましょう。

ムメフラールで血行促進

さらに、梅干しにはムメフラールというダイエット効果の高い成分があります。このムメフラールとは、クエン酸と同じく血流・血行を良くする効果があり、クエン酸と梅肉に含まれる糖の一部から作られている成分です。もう少し詳しく言えば、赤血球が細い血管でもスムーズに行き来できるようになる機能を「赤血球変形能」と呼びますが、この機能を促進する効果があります。

梅干しを加熱することでこのムメフラールが発生する、ということが研究で明らかになりました。コレステロールなどの物質で詰まった血管も、このムメフラールによって赤血球が能力を高めて、細くなった血管内でもスムーズに通過できるようにするということです。梅の果汁を煮詰めて作る梅肉エキスに多く含まれます。

バリニンで脂肪燃焼効果

クエン酸・ポリフェノール・ムメフラールと梅干しにはダイエット・美容に関しての有効成分が多く含まれていますが、梅干しにしか含まれない有効性分もあります。それが「バリニン」です。他の食材には含まれてはおらず、梅干しからしか吸収できません。

痩せるメカニズムを解説すると、脂肪細胞の数は生まれてから死ぬまで一生数が変わらないため、痩せるということはすなわち「脂肪細胞を小さくする」という行為によって成し遂げられています。

バニリンを吸収するということは、小腸にある脂肪細胞を刺激するということに繋がります。刺激された脂肪細胞は燃焼して、縮小されてしまいます。つまり、直接的に痩せるという現象に作用しているのです。

効果的な梅干しダイエットの食べ方

血液をサラサラにしたり血流を良くしたり、お通じを助けたり、脂肪燃焼効率を上昇させて痩せやすくさせるなど、ダイエット・美容・健康において良いこと尽くしの梅干し。これならたくさん食べてたっぷりダイエット・健康に、と思いがちですが実は梅干しには大きな落とし穴があります。

それは、その高すぎる塩分濃度です。塩分の摂り過ぎで健康を害していたのでは意味がありません。梅干しを一日に食べることのできる限度は3個まで。効果的に食べるのであれば、梅干しは温めた方が良いです。一番お手軽なのは電子レンジで1分間加熱したものを摂取する方法。お皿に入れて温めるだけです。

また、オーブンに入れて、20〜30分ほど加熱した焼き梅干しも効果的です。数個いっぺんに温めて、冷蔵庫に保存して必要なタイミングで食べると良いでしょう。

梅干しが苦手な人でも食べられるレシピ

いくら痩せられるといっても、梅干しは苦手…という方もいらっしゃるでしょう。リンゴやコンニャクと違って、味も香りも強烈なので好き嫌いの差はありますし、食べ過ぎて胃酸過多になったという方もいらっしゃいます。

それでは、食べやすくなるメニューをご紹介しましょう。梅干しが苦手なお子さんにも食べさせることができるのでおすすめです。まずは、梅干しの混ぜごはんがお手軽です。しらすと梅干しの刻んだものを、お米を炊く前に釜に入れて、炊き上げるだけ。イワシとショウガの混ぜごはんにも相性が良いのでぜひチャレンジしてください。

梅干しを直接おにぎりに入れるのではなく、白米に混ぜ込んだ状態でおにぎりを作っても良いです。梅のほのかな香りだけで、酸っぱさはほとんどないです。他にも梅干しパイ、イワシの梅しそ揚げなども梅の臭みが消えておすすめです。

梅干しは食前に食べよう

ダイエットに効果がある、摂取するタイミングはいつでしょうか。それは「食前」です。できるならば、白ご飯と一緒に食べたいところですが、あえてそうする理由はどういったものがあるのでしょうか。

その理由は、「食前にあらかじめ摂取しておくことにより、糖質の吸収を抑えることができる」からです。さきほどから述べてきた通り、さまざまな効果・効能がある梅干しですが、実は食物を摂取する時に吸収する成分のひとつ「糖質」の吸収を抑制します。

同じ食べ物を食べていても、梅を食べてから摂取するのと食べずに摂取するのでは、太る割合が大幅に変わります。食べ物の重要な栄養素はきちんと吸収しつつも、体重が増える原因である糖質を吸収しにくいように作用してくれます。

どのくらい食べたら効果がある?

それぞれの食事習慣や体質、運動のする割合などに左右されるため一概には言えませんが、テレビで特集をしていたりブログなどで見受けられる印象としては、二週間がひとつの区切りとなっています。毎日、毎食の食前に摂取するのを、最低でも二週間は続けてみましょう。

すぐに効果が出ないものと認識しておく必要があります。よく、三日坊主という言葉がありますが、体内の循環している物質・構成や体質が変わるまでは少なく見積もっても3ヶ月はかかると言われています。

有酸素運動の効果が著しく出るのは1ヶ月ですが、その後足や手など痩せやすいパーツから減って行き、一番減らしたいお腹・胴体まわりは内臓を守護しているため、一番最後に痩せます。そのため効果が高いとされる有酸素運動でさえ、半年〜1年は見ないといけません。梅干しもそれを踏まえて、気長に効果を待ちましょう。

ダイエットにはどんな梅干しを選べばよいのか

焼き梅干し・温梅干しに使う梅干しは、どういったものを選べば良いのでしょうか。基本的には、「この梅干しが良い!」とされる特別なものはなく、ごく一般的な市販の梅干しで大丈夫です。かつお梅・しそ梅・はちみつ梅などさまざまな種類がありますが、ご自身の好みで選んでも問題ありません。

ただ、毎日食べることになるので、できれば塩分が控えめな梅干しを選ぶと身体にやさしいでしょう。先述の通り、胃酸過多になる方もいらっしゃるので、試行錯誤しながらチョイスしていくと良いです。梅干しがもともと大好きな方なら問題はありませんが、そんなに好きでない場合は、梅干しを使ったメニューを探して毎日違った食べ方をするなど、工夫をすると良いでしょう。