様々なダイエット法がありますが、その中でも手軽にできる方法として人気なのが納豆ダイエットです。安く手に入る上に継続して続けやすい手軽さがあり、痩せるだけではなく健康にもなれるため様々な年代の女性から注目を集めています。
目次
食べるだけの納豆ダイエットは何故痩せる?
発酵食品として知られる納豆には、ナットウキナーゼという納豆ならではなの栄養素が含まれています。このナットウキナーゼには血液をサラサラにしてくれる効果があります。血液がサラサラになるということは血流がよくなり、新陳代謝を高めてくれる効果があります。つまり痩せやすい体質に改善させることが可能なのです。
また納豆の原料は大豆なので少量食べるだけでも満腹感を得ることができます。小腹がすいた際におやつ代わりで食べれば、お菓子などから余計な糖分を摂取する必要はありませんし、毎日の食事の前に食べれば、ご飯や魚・肉類などの食べ過ぎを防止することができます。そのため過剰なカロリー摂取を抑えることができてダイエットにも繋がるのです。
食事制限しないでできる納豆ダイエットの方法
納豆ダイエットには特別な食事制限というものは必要ありません。ただいつもの食事に納豆をプラスするというだけのルールです。1日3食のうちどの食事場面で取り入れても構いません。食事ではなく小腹がすいた際のおやつ代わりにしても良いでしょう。しかし守らなければならないのは1日1パックという量です。
納豆の原料は大豆なので、1パックという少量でも約100㎉というカロリーがあります。食事制限のないダイエット法なので、痩せるからと言って食べ過ぎてしまうと簡単に1日の摂取カロリーをオーバーしてしまいます。またできるだけ毎日続けるということも大切です。そうすることで徐々に体質が改善されていき、痩せるだけではなく太りにくい体質になることができるのです。
納豆に含まれている栄養素
このダイエット法には納豆が持つ特有の成分「ナットウキナーゼ」が大きく関係しています。しかしそれだけが全てではありません。納豆にはカルシウムの吸収率を上げるビタミンKが含まれています。カルシウムはただ骨を作るという働きだけではなく、脂肪の吸収を阻害してくれる働きがあります。
そのためカルシウムをしっかり吸収するということは、骨を強くするだけではなく太りにくくしてくれるのです。また納豆の原料は大豆なので、イソフラボンという成分が含まれています。
イソフラボンは女性ホルモンを増やす働きがあるとして知られていますが、それ以外にもコレステロールを下げる効果もあります。つまり体脂肪が減りやすくなるのです。これらの様々な栄養素が含まれているというのが、納豆が健康食だと言われる所以なのです。
納豆はどのくらい食べると効果がある
市販されている納豆には様々な種類があります。味をアレンジしたものもありますし、内容量も商品によって違いますが、一般的な納豆の1パックというのは45~50gくらいです。納豆をダイエットの目的で食べるのであれば、1日に1パックの納豆だけで十分です。
普段の食事に納豆をプラスするだけなので、食事制限をするわけではありません。空腹を我慢して続けなければならないわけではないので、ストレスをためることなく続けることができます。
食事の際の1品として食べても良いですし、小腹がすいた際の間食として食べても良いのですが、ダイエット効果があるからと言ってたくさん食べないように注意し、毎日1パックを食べるということを守りましょう。
いつ食べると一番効果的なのか
1日1パックを食べれば良い納豆ダイエットですが、最も効果的なのは食前に食べるという方法です。普段の食事の20~30分前くらいに納豆を食べることによって空腹を紛らわせることができ、その後の食事の食べ過ぎを防止してくれるという働きがあります。
また納豆は買ってすぐよりも賞味期限ぎりぎりで食べる方が効果的だと言われています。納豆は発酵食品なので、販売されている最中も発酵が進んでいます。つまり、購入してすぐの納豆よりも、数日経った納豆の方がその有効成分が増えているということになります。
納豆に含まれる栄養素をよりたくさん取り入れるためにはなるべく日にちが経っていた方がいいため、賞味期限ぎりぎりを見計らって食べるようにすると良いでしょう。
納豆とオーブオイルで便秘解消
オリーブオイルも非常に体に良い食品として知られています。このオリーブオイルにはオレイン酸が含まれており、食欲を抑えたり、中性脂肪の吸収を抑えるという働きがあります。また腸内のすべりを良くして、腸のぜん動運動を活発にすることによって体内の老廃物を排出しやすくなります。つまり便秘解消に大きな効果が期待できるのです。
納豆単体にも整腸作用があるため、この2つを組み合わせることによってより大きな効果を生み出すことができます。オリーブオイルはサラダやパンなどによく使われますが、癖がなくあっさりとした油脂なので納豆の味を邪魔することもありません。またオリーブオイルは体に良い油なので、罪悪感を感じることなく摂取することができます。
キムチと納豆を混ぜてさらに脂肪を燃焼
キムチには乳酸菌も含まれています。乳酸菌は整腸作用があることで知られているのですが、実は腸に届くまでにそのほとんどが死んでしまうということが分かっています。しかし納豆に含まれるナットウキナーゼは腸内の乳酸菌を増殖してくれる働きがあるため、組み合わせることによって腸内にたくさんの乳酸菌を生み出すことができ、腸内環境をととのえることができるのです。
またキムチの辛み成分であるカプサイシンは脂肪燃焼効果がありますし、オキアミが含まれているキムチであれば脂肪燃焼効果をより高めてくれる効果があります。整腸作用、脂肪燃焼効果の2つが得られるため、キムチと納豆という組み合わせはダイエットに非常に効果的なのです。
大根おろしと組みあわせて消化機能アップ
大根おろしにはアミラーゼという消化酵素が含まれています。この消化酵素は胃腸の消化機能を手助けし、代謝の際にエネルギーを使いやすくしてくれます。つまり食事で摂取した炭水化物やたんぱく質などの様々な栄養を消化しやすくしてくれるのです。
また大根おろしにはビタミンCも含まれているため、健康だけではなく肌をきれいにしてくれたりなどの美容にも嬉しい効果をもたらしてくれます。しかし注意しなければならないのが大根おろしを食べるタイミングです。
大根おろしはすりおろしてから時間が経ってしまうとその有効成分がどんどん減ってしまいます。有効成分をしっかり摂取するためにも、すりおろしてから15分以内には食べるように気を付けましょう。
納豆は火を通さずに生が効果的
納豆に含まれているナットウキナーゼには、火に弱いという性質があります。この納豆ダイエットにおいてナットウキナーゼという栄養素は必要不可欠なものです。損失してしまってはどんなに頑張って毎日納豆を食べてもあまり意味がありません。そのため納豆は加熱調理はせず生で食べるようにしましょう。
毎日食べるので味に飽きてしまう可能性もありますが、その際に納豆オムレツなどのように加熱調理してはいけません。普段食べている納豆にキムチをプラスしてみたり、大根おろしをプラスしてみるなど、生の状態に何かをプラスして味をアレンジするというような工夫をしましょう。そうすることで納豆の栄養を損失することなく毎日続けやすくなります。
納豆が苦手な人はサプリで栄養補給
納豆には多くの栄養素が含まれており、ダイエットだけではなく生活習慣病の予防・改善など様々な効果をもたらしてくれます。しかし発酵食品であるが故に臭いや味が独特であり、苦手だという人も少なくはありません。そういった人でも納豆の成分を摂取することができるようサプリメントが市販されています。
サプリメントには納豆を代表する栄養素であるナットウキナーゼが含まれています。臭いや味、粘りなどを気にすることなく手軽に摂取することができるため、サプリメントでの栄養補給というのは納豆が苦手な人にはおすすめです。サプリメントの価格ですが、約半年分で3000円前後という相場なので、価格的に見ても続けやすいという特徴があります。