ダイエットに成功しない人は、基礎代謝が低下している可能性があります。代謝とはカロリーを燃焼させるパワーのことで、年齢とともに低くなっていきます。お腹ぽっこりが気になり始めたら、代謝が低下していると考えましょう。
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ダイエットしても痩せない人は基礎代謝が不足しているかも
基礎代謝が低下してくると、ダイエットが成功しにくくなります。ダイエット成功のためには、いかに年齢相応以上の代謝を維持するかが重要です。若いころは簡単に痩せられる方が多いですが、これは代謝がまだ高いからです。代謝が低くなると食事量が変わりなくとも、体脂肪として溜まりやすくなります。体脂肪をスムーズに燃やすためには、基礎代謝を上げることが何より大切です。
特に身体が冷えている方は代謝が低くなりやすいので、体温を上昇させるケアが必要となるでしょう。体温が上がれば自然と脂肪が燃えやすくなり、すっきりとした体型に変わっていくでしょう。お腹周りが引っ込んできたら、腸内バランスが改善し、代謝が活性化されている証拠と言えます。
何もしなければ年齢とともに基礎代謝は減っていく
基礎代謝は何もしなければ年齢に比例して衰えていくものです。生活習慣に変化がない以上、徐々に減少していくのが普通です。もし20代よりも30代のほうが代謝が高くなったのなら、体温上昇、食事バランスの改善、毎日の運動といった体調・習慣の変化があったと考えられます。
年齢とともに太りやすい身体に変わっていくので、これを改善するためには運動や筋トレをする、代謝促進によい食べ物を摂る、サプリを飲む、冷え症を解消する、などの対策が必要になってきます。
代謝を下げない基本は規則正しい生活を続けることであり、健康体であることが何より大切です。頻繁に病気を発症する方も代謝が低下している可能性があり、体温も低いことが多いため免疫力にも異常があると考えられます。
自分の基礎代謝を知っておこう
基礎代謝とは何もしなくても消費するカロリーのことで、寝ている間もカロリーは消費されています。就寝中は運動や仕事をするほどのカロリーは消費しませんが、決してゼロではないのです。例えば1日2,000kcalを消費する方なら、基礎代謝は1,200~1,400kcalにもなると言われています。
運動をすれば痩せやすくなりますが、運動によって消費されるカロリーはそれほど多くはありません。そのため運動以上に代謝を上げていくことがダイエットの基本となるわけです。基礎代謝は個人差があり、身体が冷えている人ほど低い傾向があります。冷え症は燃焼力を低下させるので、カロリーがうまく燃えてくれません。そのため摂取したものが体脂肪として溜まりやすいのです。
基礎代謝が低い人の特徴は
あまり食べていないのに太るという方は、基礎代謝が低いのかもしれません。基礎代謝が低い人に見られる傾向として冷え症があります。頭痛や肩こり・慢性疲労・生理不順なども冷えから生じることが多いです。運動してもあまり汗をかかないという方も基礎代謝が低いので、毎日コツコツと運動して代謝を上げていきましょう。
夏場なのに手足が冷える場合、全身が冷えていると考えられます。人間の身体は心臓から遠い部位から冷えてくる性質があります。そして末端が冷えることで、全身に冷えが及んでいくのです。
冷え症は睡眠不足の原因となり、心身のバランスを崩してしまいます。自律神経のバランスも悪くなり、肌荒れも起こりやすくなります。健康を維持するためにも基礎代謝は上げていく必要があるでしょう。
どうすれば基礎代謝を上げることができるの
基礎代謝を上げることはそれほど難しくはありません。体質によるところが大きいですが、体質は変えることができます。遺伝的要素も多少は関係しますが、それよりも体質の部分のほうが大きく影響しています。基礎代謝を上げるには、筋肉を増やすことが大切です。運動や筋トレが効果的ですが、ほかにもプロテイン飲料を飲むなどの工夫が必要でしょう。
食生活ではタンパク質を多めに摂るように意識しますが、肉の食べすぎは肥満を招くので注意してください。脂肪の摂りすぎは体脂肪を蓄えることになり、冷え症の原因となります。肥満体の人は相対的に筋肉が少ないので、冷え症を招きやすい傾向があります。適正体重を維持することも基礎代謝を上げるコツなのです。
運動で基礎代謝を上げる方法
運動をすれば自然と基礎代謝は上がっていきます。運動すると大量の汗をかく人は、そうでない人よりも代謝が高いと言えます。汗かき体質と聞くとネガティブな印象があるかもしれませんが、基礎代謝と免疫力が高いというプラスの側面が多いです。
運動は軽く汗ばむ程度でも十分に効果があるので、ウォーキングや軽いジョギングだけでもかまいません。5万円以下のルームランナーを導入するのも運動不足解消に役立つでしょう。
運動は毎日行っていると疲れてしまうので、週に4~5回程度行うとよいです。土日はゆっくりと身体を休ませることで、疲れた筋肉を回復させることができます。運動する時間は15~20分程度とし、1日1~2回が適度と言えます。
基礎代謝を上げる食べ物
基礎代謝は食生活の工夫をするだけでも上げることができます。全般的に身体を温めると言われる食材は、代謝を上げてくれると考えてよいでしょう。しょうが・唐辛子などは鉄板であり、これらの食材を香辛料として料理に使えば代謝を上げることができます。黒酢もおすすめなので、お茶の代わりに毎日15~30ml程度飲むとよいでしょう。
タンパク質を豊富に含んでいる食材も代謝を上げてくれるので、鶏肉や魚、大豆などをたくさん食べるようにしてください。タンパク質が不足すると筋肉の原料が減ってしまうので、代謝を上げることが難しくなってきます。肉を食べるときは脂肪を摂りすぎないように工夫する必要があります。鶏肉がダイエットによいと言われる理由は、高タンパク低脂肪だからです。
普段の飲み物で基礎代謝を上げることが出来る
基礎代謝を上げるのに役立つ飲み物と言えば黒酢ですが、それ以外だとコーヒー、牛乳、酵素飲料などがあります。お茶を飲むときはなるべく温かくして飲むようにしましょう。冷たい飲み物ばかり飲んでいると、身体が芯から冷えてしまいます。基本的にダイエットによいと言われる飲み物は、代謝も上げてくれると考えてよいでしょう。
酵素飲料は腸内バランスを活性化させ、デトックスをしてくれます。身体に不要なものを追い出していくと、自然と代謝は高くなるのです。腸を元気にすれば免疫力や基礎代謝が上がるという話は聞いたことがあるでしょう。元気な身体を手に入れるためには、飲み物で身体を温めつつ基礎代謝を上げることが大切です。それにより脂肪や血中脂質を溜め込まない体質になれるのです。
何をやっても続かない人はサプリに頼ってみよう
様々な対策をしても基礎代謝が上がらないという方はサプリを活用するのもよいでしょう。黒酢サプリ、酵素サプリなどは代謝を上げてくれる定番サプリで、毎日飲むことで疲れが溜まりにくくなったと答えている方が多いです。サプリのメリットは欲しい栄養素をスポット的に摂れることにあります。しかもカロリーはほとんどないので、ダイエットを妨げることもありません。
基礎代謝を上げるためにサプリを飲むなら、食後に飲むのが基本です。食後は栄養吸収力が高いので、栄養素をムダにせず補給できるのです。1日に2粒以上を飲むサプリなら、2回以上に分けて飲むのがよいでしょう。飲む回数を増やすことで栄養素の吸収力を上げたり、栄養バランスを整えたりできます。
食事の仕方に気を付けるだけで基礎代謝を上げることもできる
食事は1日3食をしっかりと食べることが基礎代謝を上げるコツとなります。1日2食しか食べないという方もいますが、食事の回数が少ないと人間の身体はカロリーを過剰に取り込もうとします。その結果として体脂肪を蓄えて、さらに代謝を下げてしまうわけです。
食事を摂るときはなるべく多く噛むことも大切であり、噛むことで消化吸収性を高めることができます。よく噛むことは唾液分泌も増やしてくれるので、身体にとってよいこと尽くめなのです。
食事は就寝する4時間前には済ませるのが好ましいので、夜食はなるべく避けたほうがよいでしょう。夜遅く摂ったカロリーは身体に蓄えられやすいのです。基礎代謝を上げるためには、毎日同じ時間帯に食事をする習慣をつけることも大切です。