太ももがあと10センチ細くなれば美脚になれるのに、と感じている女性も多いのでは?足が太くて悩んでいる方のために、-10センチの脚やせができるダイエット方法があります。まずは何が原因で太ってしまっているのかを知ってから脚やせ方法を選ぶのが、-10センチの数値を達成する秘訣です。
-10センチの脚やせを成功させるために知るべきこと

まず知っておこう!脚が太い原因とは
脚の太さを解決するには、なぜ脚が太いのか原因を知っておく必要があります。太い脚には、水太り、脂肪太り、筋肉太りの3つのタイプがあります。
また、隠れた要因として挙げられるのが、骨盤の歪み。骨盤が歪んでしまっているせいで、筋肉の付き方が変わり、足に脂肪が付きやすくなることがあります。また、骨盤の歪みでリンパの流れが滞っていると、むくんでしまいます。いわゆる水太りという状態です。
あるいは、摂ったカロリーが消費されずにいると、体に脂肪が溜まっていきます。運動をしない人ほど、どんどん溜まってしまいます。逆に、運動をしていて筋肉が鍛えられてしまい、筋肉太りになってしまう人もいます。
-10センチの脚やせを目指すなら、それぞれ自分はどのタイプなのかという点について、よく理解をしておくべきです。なぜ脚が太ってしまうのか原因が違っていれば、解消法も違うはず。ですから、なぜ自分の脚が太いのかをしっかり理解しておきましょう。
部分やせは難しい?体が痩せていく順番がある
多くの場合、女性が-10センチの脚やせを望むのは、太ももの部分ではないでしょうか?しかし、例え体重が減ったとしても、細くなっていく部位には順番があります。太ももの部分痩せをしたいと思って必死にダイエットをしていても、先に違う部分が痩せてしまう場合があり、なかなか肝心のパーツの効果を実感できないのです。
痩せる順番としては、基本的に心臓や肝臓から遠い位置の部分から、先に痩せていくようになっています。心臓や肝臓など重要な臓器の周りは、脂肪が保護し、痩せにくいようになっているのです。脳に近い顔も同様ですし、-10センチの脚やせを望む太ももも臓器に近い位置です。
反対に、足首など脂肪で保護しなくても命にかかわらないような部位は、痩せやすくなっています。痩せていく順番は、以下のようになっています。
痩せていく順番 | 早い⇔遅い |
---|---|
部位 | 足首、手首、そして腕、ふくらはぎ、肩周り、二の腕、太もも、お腹、お尻 |
多くの人が痩せたいなと思う部位ほど、後になっているのですね。
-10センチの脚やせにチャレンジするならこの方法!

脚は引き締めるのにスクワット運動はぴったり
太ももだけを-10センチのサイズにしたいと思っても、なかなか難しいものです。ですが、根気よくダイエットを継続していくと、お腹周りを引き締めると同時に足も引き締めることができます。自分に合うストレッチやエクササイズ、筋トレを毎日していると、順番に痩せてきて、自然と脚も引き締まってきます。
全身のダイエットはもちろん、脚やせにも特におすすめなのは、スクワットです。手軽なようでいて、かなりのエネルギーを消費させることができる運動です。-10センチの脚やせを目指すなら、正しいスクワット法で行うことが大切です。
1.足を肩幅に開いて胸を張ります。
2.息を吸いながらゆっくり3秒ぐらいかけて、ももが地面と平行になるように腰をおろします。
3.息を吐きながらゆっくり腰を上げます。
これを10回繰り返していきます。太ももだけの部分的な脚やせをすることができなくても、お腹周りも鍛えながら脚も引き締めることができます。下半身を強化したい方には、スクワットはとてもおすすめのエクササイズと言えるでしょう。
-10センチで見違えて細くなる!スクワット運動のポイント
スクワットをすると、太ももだけではなく、お腹、背中、ふくらはぎ、お尻など下半身全体の筋肉を鍛えることができ、引き締めることにつながります。脚やせ-10センチの目標を少しでも早く達成させるために、それぞれの運動経験に応じたポイントがあります。
初心者であっても、運動経験者であっても、息を吸いながら、お尻を後ろに突き出す姿勢で腰をおろしていくという動作は同じ。そして、息を吐きながらゆっくりとした動きで立ち上がります。双方ともに大事なポイントが、太ももが床と平行になるようにすることです。
異なる点は、まず手の位置。初心者の場合、手を腰に置くとよいでしょう。上級者の場合、手を頭の後ろに置くと負担が増します。
慣れてきたら、肩幅より少し広めに足を開いて、高い負荷をかけましょう。その場合、指先を外側に向けるようにして立つことが大事です。お腹周りや背中、太ももお尻等の筋肉を鍛えることができて、足も細くなります。
【-10センチ脚やせするスクワットのポイント】
初心者 | 上級者 | |
---|---|---|
手の位置 | 腰 | 頭の後ろ |
脚の幅 | 肩幅 | 肩幅より広め |
1日の回数 | 10回 | 10回×3セット |
エクササイズで脚全体を引き締めて-10センチに
脚全体を引き締めたいなら、次のような脚やせエクササイズを試してみてください。
1.まず、足の裏側の筋肉をほぐしていきます。
2.いすに足をのせて90度に固定します。
3.足を伸ばした時に足の裏側の筋肉が伸びている感覚がつかめるようにします。これを15秒キープします。
太ももサイズを-10センチにするだけでなく、お尻の筋肉を鍛えることができます。
1.寝転がって、横向きになり、わきの下の筋肉が伸びていると感じるぐらいまで上半身を起こします。
2.グラグラしないように肘で支えて、太ももの内側の筋肉を使って限界まで上げます。これを5秒間キープします。
太もも全体を細くすることができるエクササイズです。
また、バランスボールやストレッチポールなどのグッズを使ったエクササイズもおすすめです。
-10センチの脚やせには姿勢と継続がカギ!ウォーキング
ダイエットをするのには有酸素運動が大事です。有酸素運動には、ジョギング、水泳などのスポーツも当てはまりますが、無理なく進めていくのにおすすめなのが、ウォーキングです。
ただし、単に歩けばいいというのではありません。-10センチもの結果を出すためには、姿勢をきちんと正して歩くことを意識し、継続させることがポイントになります。猫背で歩いてしまうと、効果が薄くなってしまいます。
●正面を見た時に肩とおへそ、骨盤のラインが横にまっすぐになるように立ちます。
●横から見た時に、上に引っ張られたようなイメージを思い描き、背筋を伸ばして顎を引くようにします。
●歩く時にはつま先で地面をけり出すようにしてかかとから着地をします。
●歩く幅はふだんよりも少し広めにして、腕を振って歩くと効果が上がります。
歩き方に注意し、毎日少なくとも30分は歩くように続けることがポイントです。
-10センチの脚やせには、水分補給が欠かせない!
ダイエットに夢中になり、あまりに必死に筋トレやエクササイズをしていると、脱水症状が起きてしまいます。それを防ぐためには、水分補給が欠かせません。
通常、人は1日に1.2リットルの水を飲むことが必要だとされています。1時間運動をすれば、1リットルの汗をかくこともあります。その間水を飲まないでいると、体内の水分量が不足して体に不調をきたすことになります。吐き気やめまいなどから始まり、危険な状態になっていきます。
体の水分は、血液として栄養素や酸素を運び、また、老廃物を集めて体外に排出するという役割を担っています。体内の水分が減り、体調不良になってしまえば、-10センチの脚やせどころではありません。ダイエットを目的に運動やエクササイズをする場合には、必ず少量ずつこまめに水分補給をすることがとても大事なのです。
リンパマッサージでも-10センチの脚やせが可能
むくみが原因で脚が太くなっているのなら、マッサージが効果的。特にむくみが気になっている人におすすめのマッサージが、リンパマッサージです。
1.まずは足裏のリンパを流すために、両手の親指を足の指の付け根に当てます。
2.そこからかかとの方向へ、親指を使って足裏全体をさすっていきます。
3.そして、1本ずつ丁寧に足の指を回していきます。
4.足の甲と腱の間を軽くマッサージしていきましょう。
5.次に、リンパの詰まりやすい場所である足首をマッサージします。
6.そしてふくらはぎや太ももの順番にリンパマッサージをしていきます。
足首をマッサージする時には、片手の親指で内くるぶしの後ろを押しながら足首をつかみます。反対の手を足の指に組ませて、くるぶしに圧をかけながらぐるぐる回しましょう。
ふくらはぎ部分は、両手を使って雑巾を絞るように足首から膝まで揉みながらスライドさせていきます。太ももは両手でつかむように膝裏から太ももの付け根に向かってさすっていきます。クリームやマッサージジェルの利用で、皮膚に優しいマッサージが可能です。
-10センチの脚やせを確実にしたいなら脂肪吸引もアリ!?

部分痩せで知られる脂肪吸引とは?
体の部位により痩せていく順番が違うのなら、太ももだけにアプローチして-10センチにするというのは、都合のよい話なのでしょうか?
しかし、短期間での脚やせを可能にする方法として、美容外科クリニックなどで施術を受けられる脂肪吸引があります。これは部分やせをするのに、とても便利な方法です。
普通のダイエットをする場合は、部分痩せをすることがとても難しいもの。しかし、この脂肪吸引なら自分が痩せたいと思っているポイントに絞って、脂肪細胞の数を減らすことができるのです。
しかも、食事制限をしたり、運動をしたりする必要がありません。また、-10センチという脚やせダイエットをしていると、脂肪燃焼する以上にエネルギーの摂取量が増えることがあり、リバウンドをしてしまいがち。脂肪吸引では、リバウンドをしにくいところがメリットです。
脂肪吸引を受けられる部位と詳しい施術内容
脂肪吸引に興味があるのなら、どんな部位が施術可能なのか、受けられる部位を知っておくべきでしょう。脂肪吸引の施術ができる部位は、二の腕、お腹。そしてお尻やふくらはぎもできます。もちろん-10センチを目標とする太ももも該当するので、脚やせにも最適な方法です。
脂肪吸引では、まず局所麻酔を行なって、皮膚を数ミリ切開します。そして、脂肪層に液体を注入します。すると脂肪がふやけて柔らかくなるために脂肪吸引がしやすくなります。脂肪を吸引し、傷口を縫合して、施術は終了です。
施術の時間は、二の腕だと30分から60分。ふくらはぎも同じく30分から60分です。そして、お腹やウエストになると、1時間から2時間かかります。そして太ももやお尻では、2時間から3時間もかかることも。個人差がありますが、経過に時間がかかる場合があることをよく理解をしておきましょう。